パラ射撃の水田光夏選手、23歳(白寿生科学研究所)。

中学2年生のとき、四肢の筋力低下と感覚障害、筋萎縮が進む指定難病「シャルコー・マリー・トゥース病」を発症。

完治する治療法が見つかっていない病に冒され、普通ならふさぎこんでしまうところを水田選手は「なってしまったものは仕方がない」と気持ちを切り替えたという。

仕事も練習もこなす日々

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何かできることはないかと、19歳で射撃を始め、競技開始から1年後の全日本ライフル選手権は初出場で2位。2018年はワールドカップに出場した。

そして、競技歴4年で臨んだ2019年の世界選手権で東京パラリンピックの出場権を獲得した。

今年、大学を卒業し、4月から社会人として新たな一歩を踏み出した水田選手。週に2回出社し、週に3回練習するというスケジュールをこなしている。

手足に障がいのある水田選手の「10mエアライフル伏射」は、60分間で60発の弾を撃ち、合計点を競うもの。

狙う10点圏の直径はわずか0.5ミリで、5円玉の穴の10分の1の大きさ。満点は10.9点、中心から0.25ミリずれるごとに0.1点減点されていく。

水田選手は、「会社に来て仕事をすることも、練習をすることも仕事の一部にもなってきている。自覚じゃないですけど、練習に対する意識も変わってきた」と明かした。

会社の先輩は「パラリンピアンが会社から出ることが初めてなので、戸惑いがあったのですが1年延期となって、会社としてもより水田さんを支援できるような体制が作っていける」と話した。

ジェルネイルがモチベーションに

高得点を出すためには繊細が技術が要求される射撃。

そのため、指先にもこだわりがあるといい、「銃を触っているときに爪が割れてしまったことがあったので、その補強をするためにジェルネイルを始めて、だんだんいろいろな色を使って凝っていくようになった。試合中も自分のモチベーションにつながるというか、すごくプラスになっている」と話す。

東京大会での目標は自己ベストの更新。

「私はあまり緊張するタイプではないので、東京大会ではいつも通りの私を見てほしいし、競技中もいろいろオシャレしたりもするので、そういった面も含めて楽しんで見てもらいたい」と意気込んだ。

(「パラ★DO!」毎週土曜、15時25分~※関東ローカル)
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