ワーママたちの疲れは、どうすれば和らげることができるのか。片野さんはまず「余白(=空き時間)を少しでも作りにいってほしい」と提案する。
大切な家族のために頑張る。お金をもらうために仕事も頑張る。そうした負担が積み重なって“自分の時間”を犠牲にしては、いつか限界がきてしまう。

夫が家事や育児に参加するのは当然として、両親に子供を一時的に見てもらう。余裕があれば、子育て支援サービスを利用するなど、周囲の協力を得ることがあってもいい。
少しでも、自分の時間を作り出してみよう。
自宅でも気分転換できることを
そこで、ちょっとしたご褒美を自分にあげたり、気分転換できることを楽しもう。短時間でも心身をリラックスさせることがポイントだ。

長い時間を休むのは難しいかもしれないが、外出して気晴らしをする。自宅でもヨガやピラティスで軽く体を動かす。テイクアウトした美味しい食事をする、といった日があってもいい。
片野さんが提唱している、休養の7タイプ(「休息」「運動」「栄養」「親交」「娯楽」「造形・想像」「転換」)をいくつか組み合わせて試してみるといいだろう。