平日は仕事に明け暮れ、週末はぐったり。そんな1週間を送っていないだろうか。
一般社団法人日本リカバリー協会の代表理事・片野秀樹さんによると、発想の転換でこうした“負のループ”は防ぐことができるという。
どういうことなのか。後悔しない週末の休み方を教えてもらった。
土日を1週間のスタートにする
平日を乗り切り、疲れて週末にどっと入る。片野さんは「この流れが良くない」と話す。
5日働いて2日休む「5勤2休」を例にすると、週末は時間があるのに、疲れているとゴロゴロして過ごしてしまう。夕方や夜になって「何かしなければ」と焦ることに。

夜更かしをしたりして、生活リズムが乱れることも。結果、疲れたまま出勤日となって仕事が進まず、週末またぐったり…という“負のループ”に陥ってしまうのだ。

そこで片野さんは、1週間の捉え方を逆転させることを勧めている。つまり「2日間の休日で“自分の電池”をフル充電し、5日間を働いていく」という発想だ。
「土日(週末)を週のスタートラインとして考えてみてください」

具体的には、軽くでいいので「翌週に進めたいタスク」を思い浮かべておく。そのイメージが固まったら、進めるための活力を蓄えられそうな、週末を過ごすのだ。
例えば「翌週はタフになりそうだな」と思ったら、心身をフル充電しようといった感じだ。OFFを優先的に考える「OFFファースト」が望ましいという。