体も心もクタクタ…仕事が終わったら早めに寝よう。昨日もこんな感じだったな。こうした日常を繰り返している人はいないだろうか。

「残念ながら寝るだけでは、疲れを取ることは難しい」と、一般社団法人日本リカバリー協会の代表理事・片野秀樹さんは指摘する。

翌日に疲れを残さないために、どうリカバリーすればいいのか。今日からできる「仕事終わりの過ごし方」を教えてもらった。

1日の“自由な時間”を知ろう

最初のステップは、仕事終わりに“自由な時間”がどれだけあるかを可視化すること。

おおよそで良いので「退勤から就寝までの時間(A)」を思い浮かべてみよう。

次に「寝るまでにする行動とそれにかかる時間(B)」を考えてみる。通勤は30分、夕食は20分、などとざっくりで構わない。

“自由な時間”を可視化してみよう
“自由な時間”を可視化してみよう
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この(A)から(B)を引くと、自由な時間がどれくらいあるかの目安が出てくる。

「自由な時間をズルズル過ごすと、最終的には睡眠を削ることになります。翌日の始業は変わらないので、休養も後回しになるのです」

徐々に疲弊していく(画像はイメージ)
徐々に疲弊していく(画像はイメージ)

上手に休めないと、疲れが取れずにパフォーマンスも落ちていく。残業が増えたりして疲弊していく、悪循環に陥ってしまうそうだ。

そこでポイントとなるのが、仕事終わりにできる「休み方のルーティン」を見つけることだと片野さんは話す。