もし、どうしても自分の時間を作ることが難しい場合は、発想をちょっと変えてみよう。「子供と過ごす=今しかできない体験をしている」と考えてみるのがお勧めという。

子供との日々は貴重だ(画像はイメージ)
子供との日々は貴重だ(画像はイメージ)

例えば、子供と一緒にいることは、大切な存在と触れ合っている時間でもある。

近場の公園などに出かけると、軽い運動や休息になることだろう。余裕があれば、子供と食べる料理に挑戦したり、子供用の衣類を作ったりすることが、気晴らしになることもある。

日々の生活に「子供と一緒に楽しむこと」を取り入れていくと良いそうだ。

日々を少しだけ振り返ってみる

ただそれでも、育児、家事、仕事で疲れやストレスを抱えることがあるだろう。

そんな時は「自分のペース(習慣、過ごし方)」を振り返ってみてほしいという。子供のゆったりした行動にため息が出たり、家事や仕事が進まずにイライラしていないだろうか。

物事がテキパキと進むのは望ましいが、余白のないペースを続けると、自分自身を追い込んでしまうことになる。子供にストレスを与えることもあるかもしれない。

疲れた時こそ、自分を見つめ直して(画像はイメージ)
疲れた時こそ、自分を見つめ直して(画像はイメージ)

ワーママたちは忙しい日々の中、できることを頑張っているはずだ。それでも時には自分の時間を作り、休養を取ってもいいのではないだろうか。

片野秀樹(かたの・ひでき)
博士(医学)。一般社団法人日本リカバリー協会代表理事、株式会社ベネクス執行役員。休養に関する社会の不理解解決やリテラシー向上を目指して啓発活動に取り組んでいる。著書に『休養学:あなたを疲れから救う』(東洋経済新報社)がある。

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