群馬・嬬恋村で7月22日、落雷の瞬間がカメラに捉えられた。
別荘にいた撮影者の目の前で、庭にあった木に雷が直撃。撮影のためにベランダに置いていたカメラからわずか10mほどの距離への落雷だった。雷が落ちた木は大きく破損し、撮影者は「外にいたら死んでいたかも」と恐怖を語っている。
撮影者の目の前で木に雷が直撃
群馬・嬬恋村の住宅で7月22日午後1時頃、撮影者が目にしたのは、大きな音が鳴ると同時に目の前に広がる黄色い閃光だ。撮影されたのは、落雷の瞬間だった。

撮影者は週末の18日から22日までの5日間、浅間山の近くにある別荘を訪れていた。昼頃から雨が降り、雷の音も聞こえ始めたため、外の様子を撮影しようとベランダにカメラをセッティングしていた。

すると映像に映っていたのは、距離にして10mほど前にある木に雷が落ちた瞬間だった。
当時を振り返り撮影者は、「割と近くに雷が落ちたような大きい音がして、後で映像見たらすぐ目の前に落ちていたのでびっくり」と語っている。
映像では木を伝うように稲妻が激しく光り、その後も閃光が繰り返していた。その衝撃は10mほどの距離でもカメラが倒れてしまうほどだった。

撮影者はすぐにカメラを拾って外の様子を確認すると、落雷の衝撃を受けたのか、外に停まっている車の警報音が鳴り響いていた。
落雷で木は裂け…車の警報鳴り響く
雨が止んでから雷が落ちた場所を見に行くと、木の破片が散らばり、幹の皮が一直線にはがれ落ちていた。

撮影者は恐怖の体験を振り返り、「外にいたら怖かった、死んでいたかもしれないと思う」と話している。
この日、群馬県内では各地で大雨警報や雷注意報が発表されていた。
気象庁によると、年間を通して今の時期が最も落雷による被害が多いとされている。雷に遭遇した際は、建物や車の中などに避難するよう呼びかけている。
(「イット!」 7月31日放送より)