2月20日から韓国・ソウルで開幕する四大陸選手権。
この大会に3年ぶり2度目の出場を果たしたのが、松生理乃(20)だ。
今季、新たな挑戦として初めて海外の振付師・ローリー・ニコルさんにフリーのプログラムを依頼。
さらに、1月に来日したローリーさんから直接レッスンを受け、プログラムのブラッシュアップに励んだ松生の“進化したスケート”と20歳の誓いに迫る。
3年ぶりの四大陸選手権へ
なめらかで途切れない美しいスケーティングが持ち味の松生。しかしここ数年は、ジャンプなどに苦しめられ、思うような結果が出せなかった。
2023年の全日本選手権では17位になるなど、苦しいシーズンを送る。
それでも今シーズンはGPシリーズ2大会に出場しそれぞれ2位表彰台。GPファイナルに初進出し5位と躍進のシーズンとなる。

迎えた2024年の全日本選手権でも、結果が出せていなかったことで抱いていたネガティブな大会へのイメージを払拭(ふっしょく)する演技を披露して5位に。
3年ぶり2度目の四大陸選手権の代表の座を手にした。
その四大陸選手権に向けて、松生は1月、鍵山優真らの振付も行うローリーさんから直接レッスンを受ける機会を得た。

練習を終えた松生は、氷上練習を「背中も腹筋もお尻も…全部キツい!」とこぼしていたが、手応えも感じたと語る。