石破首相は17日の予算委員会で、北朝鮮による拉致被害者の有本恵子さんの父親、有本明弘さんが96歳で亡くなったことについて「本当に残念だ、一日も早い拉致被害者のご帰国はあらゆる手段を使って実現させていかねばらならない」と述べた。
石破首相は、予算委員会で、有本明弘さんの死去について「つい数ヶ月前にお目にかかってお話をした、最後に交わした言葉は私の脳裏に強く焼き付いている」と述べて拉致被害者の帰国を実現させなければならないとの考えを強調した。
また、2月上旬のトランプ大統領との日米首脳会談について「即時解決につき、私の方から申し述べ支持を得た。我が国の主権に対する侵害なので、あくまで我が国が解決すべきものだが、トランプ大統領が今後、金正恩氏と面会するにあたって、常にこの拉致問題を提起し、解決を決して忘れてはならないということを常に、大統領から金正恩氏に提起するということは極めて意義深い」と述べた。
その上で「しかしながら、アメリカ頼みではない、我が国としてあらゆる方策を講じていく、これを解決することは私どもの内閣の至上命令だと認識している」と述べた。
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