約50年進展がない東九州新幹線の早期整備に向けて、宮崎県と大分県の自治体が協力体制を作った。新幹線の開通に必要な「基本計画路線」から「整備計画路線」への格上げを要望すると共に、四国新幹線との接続による相乗効果も視野に整備促進を訴えている。

河野知事へ提言書を提出

東九州新幹線の早期整備に向けて、延岡市や日向市など宮崎県と大分県の5つの市で作る「大分・宮崎県境5市政策協議会」が宮崎県の河野知事に提言書を手渡した。

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提言書には、日豊本線ルートに沿って「基本計画」路線から「整備計画」路線に早期に格上げすることが盛り込まれており、河野知事は「実現に向け、粘り強く国に働きかけたい」と応じた。

大分・宮崎県境5市政策協議会 石川正史会長(大分県津久見市長):
大分・宮崎両県共通の想いである東九州新幹線の実現へ、引き続き取り組んでいければと強く思った。

宮崎県日向市 西村賢市長: 
大分県知事、宮崎県知事、力を合わせていただかないといけないということで、私たちも一緒になって地域の声を上げていかないといけない。

協議会では、四国新幹線との接続による相乗効果も含め、東九州新幹線の整備促進を求めている。

(テレビ宮崎)

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