山形・村山市の中学校で、2年生による「立志式」が開かれた。「立志式」は、昔の「元服」にちなみ、数え年で15歳となる節目に行うもの。集まった保護者を前に、生徒たちが将来の目標や決意を述べた。
大人への節目「これからに希望を」
2月4日、村山市の楯岡中学校で行われた「立志式」には、2年生の生徒と保護者約220人が出席した。
生徒たちは自分が目標とする言葉が書かれた色紙を掲げ、将来の目標や、これからの決意を発表した。

「白」の言葉を選んだ生徒は「きれいな心で自分らしく生きていきたいと思い、この漢字にした」という。
また、“大喜びするという意味”の「観天喜地」を選んだ生徒は「そのために勉強をして、将来の自分に生かしていきたい」と思いを語った。

「来年度からは受験生になるので勉強をがんばらなければならない。自分の目標に向かって最後まであきらめず頑張りたい」と、「続」の文字を選んだ生徒もいた。
そして、「勇」の言葉を選んだ生徒は「学校行事や地域のボランティア活動に積極的に参加し、周囲の人に対して勇気をもって手を差し伸べます」と決意を述べた。

楯岡中学校では、大人になる自覚を持ってもらおうと、昔の「元服」にちなみ、数え年で15歳となる節目に「立志式」を行っている。

発表を終え、「自分の決意や目標を話す機会というのはなかなかないので、これからに希望を持って書いた」と話すわが子の姿に、保護者は「立派な姿に感動して胸がいっぱい」と話した。
式を通して、生徒たちは将来への決意を新たにしていた。
(さくらんぼテレビ)
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