テレビドラマ『ツイン・ピークス』や映画『エレファント・マン』などの作品で知られるアメリカの映画監督、デビッド・リンチさんが亡くなりました。
78歳でした。
デビッド・リンチ監督の家族は16日、本人のSNSで「深い悲しみとともに、アーティストのデビッド・リンチが亡くなったことをお知らせします」と声明を発表しました。
さらに、「彼がいなくなり、世界に大きな穴が空いてしまいました。しかし、彼がよく言っていたように『ドーナツの穴ではなくドーナツに目を向けて』。今日は金色に輝く太陽と青空が美しい日です」と投稿しました。
リンチ監督は1980年の映画『エレファント・マン』で、アカデミー賞の作品賞や監督賞など8部門でノミネートされ、一躍有名になりました。
1990年には世界中で人気となったテレビドラマ『ツイン・ピークス』の放送が開始し、日本でも「カルトの帝王」と呼ばれ多くのファンに親しまれました。
近年では、2022年のスティーブン・スピルバーグ監督の自伝的な映画『フェイブルマンズ』に西部劇の巨匠、ジョン・フォード監督役で出演し、強い印象を残していました。
死因は明らかにされていませんが、リンチ監督は2024年、長年の喫煙の末、肺気腫と診断されたと明らかにしていました。
撮影:2009年