第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)の決勝が1月12日(日)に行われた。
春高3連覇を目指す駿台学園(東京)と4年ぶり4度目の優勝を目指す東福岡の対決となった男子決勝戦。
第1セット開始早々、高校トップクラスのパワーを誇る駿台学園・櫻井信人がパワーサーブでサービスエースを奪うと、ここから櫻井が大活躍。スパイク、バックアタック、ブロックを次々と決めると、最後も櫻井のブロックが決まり25-21で第1セットをものにする。
第2セットに入ると身長197㎝のエース・川野琢磨のスパイクも決まり始め、駿台学園のダブルエース、川野・櫻井が得点を量産。東福岡もエース・松下晃大を中心に得点を重ねるが駿台学園に及ばず、駿台学園が第2セットも25-22で連取する。
第3セットに入ると、さらに櫻井のプレイが輝きを増す。2ポイント連続で片手ブロックを決めると、バックアタックも次々と決まり、22-16からは連続サービスエース。
最後は東福岡のスパイクがアウトになり、25-17で第3セットも奪った駿台学園が、セットカウント3-0でストレート勝利。春高3連覇、高校三冠を達成した。
駿台学園・梅川大介監督:
「決勝戦という素晴らしい舞台で、生徒が自分たちのベストのバレーをしてくれた。3年生中心に試合を楽しんで、実力を発揮してくれた。しんどい3年間で、1年間追われる立場でつらかったと思うけど、本当に良かった。(3連覇は)1年1年、その代その代の3年生が中心となって頑張ってくれた結果で、先輩たちのおかげで達成できたこと。現役の生徒も感謝しているし、僕自身も感謝している」
駿台学園・三宅綜大(セッター):
「今年1年は追われる立場で過ごしてきたが、最後まで勝ち切ることができて良かった。去年と違うチームスタイルなので、この1年難しい部分もあったが、最後はスパイカーが頑張ってくれた」
駿台学園・川野琢磨(アウトサイドヒッター)
「苦しい1年だったが、このチームメートと一緒に3連覇ができて良かった。ふがいないエースだったが、セッターの(三宅)綜大やリベロの(谷本)悦司がチームをまとめてくれて、自分と(櫻井)信人が気持ちよくスパイクを打つことができた。攻撃的なチームだが、『守備から』というのが、今日の試合でもできて勝ち切ることができたと思う」
春の高校バレー 男子決勝
駿台学園(東京) 3-0 東福岡(福岡)
(25-21、25-22、25-17)