熊本県の営業部長兼しあわせ部長のくまモンが2025年で15周年を迎える。仕事納めに仕事始めなど、多忙なくまモンの年末年始の様子や、2024年のゆるキャラグランプリ優勝の『ちくワン』との活動を取材した。
2024年仕事納めは531回目の定期ステージ
12月30日、熊本市中央区の『くまモンスクエア』には、2024年最後のステージに出演する、熊本県の営業部長兼しあわせ部長のくまモンの姿があった。

イベントには国内外から約230人が参加した。参加者の中には中国から訪れたという観光客もいて、「とてもいたずらが大好きなところが、かわいいと感じています」と話し、くまモンのかわいらしさは全世界共通のようだ。

くまモンスクエアでのステージは2024年で531回行ったというくまモン。歌にあわせてダンスを披露し、会場を大いに盛り上げた。訪れた人は「楽しかった」や「くまモンを見られてよかったです。踊ったり、タンバリンを振ったりしていた」と話し、くまモンとの触れ合いを満足したようだ。

また、ステージではクイズを交えながら2024年の1年間の思い出を振り返えった。2024年と言えば、くまモン以来熊本県勢では13年ぶりに、ゆるキャラグランプリの王者が誕生した年でもあった。
ゆるキャラグランプリ優勝『ちくワン』
2024年11月に石川県で開かれたゆるキャラグランプリ『ゆるバース』で優勝した八代市日奈久の公認キャラクター『ちくワン』。生みの親であり『お友達』のタレント・ゴリけんさんとともに、12月27日に熊本県庁を訪れ、くまモンも同席する中、ちくワンが木村県知事に優勝を報告した。

ゴリけんさんは「くまモン先輩以来、13年ぶりの日本一になることができました!ありがとうございます」と話した。

1日1票投票できる『ゆるバース』で、毎日ちくワンに投票していたという木村県知事は「これからくまモンと一緒に機会があればお願いしたい。ゴリけんさんが忙しいと思うのでゴリけんさんの許す限り、ちくワンとくまモンのいろんなコラボをしていきたい」と話した。

そして、ちくワンとくまモンは、早速ショートコントを披露し、ちくワンからは木村知事にオリジナルパーカーがプレゼントされた。
仕事始めは1月4日 書初めも披露
そして、2025年のくまモンの仕事始めは1月4日のくまモンスクエアから始まった。

くまモンが登場すると来場者約200人から大きな歓声が上がり、くまモンが新年の挨拶を行った。そして、ダンスを披露し会場を盛り上げた。

また新年の恒例イベントとして、『書初め』にチャレンジ。来場者が見守る中、器用に筆を使って今年の干支にちなんで『へび』と書いた。

2025年はくまモン誕生15周年。くまモンスクエアでは様々なイベントを行っていくという。
くまモンへの年賀状は国内外から4585通
また、1月6日までにくまモンに届いた年賀状は4585通。国内だけでなく、台湾や中国、ドイツなど10の国や地域からも届いた。

中には「ヘビー級のしあわせおとずれますように」と、2025年の干支にちなんだメッセージが書かれた年賀状もあった。

また、能登半島地震の被災地からは、くまモンが2024年8月に訪問したことへの感謝のメッセージが寄せられ、くまモンはたくさん届いた年賀状を見て、とてもうれしそうな様子。

くまモンは「ことしもたくさんの年賀状、ありがとうございますだモン。ことしはデビュー15周年!張り切っていくモーン!」と、2025年の意気込みを述べ、年賀状を出してくれた人一人一人に対して感謝の気持ちを込め、サインやメッセージを添え返信するという。
(テレビ熊本)