新たな年を迎え、「2025年はどこへ出かけようか」「今年こそは旅をしたい」と思いを巡らせている人はいないだろうか。そんな人におすすめしたいのが秋田の観光。“いまだけ”お得に楽しめるキャンペーンが展開されている。伝統文化を体験し、人気のグルメに舌鼓。いまこそ「あきたび」はいかが?

秋田の魅力を佐竹知事がオススメ!

秋田県とJR東日本がタイアップして2024年12月から展開されている大型観光キャンペーン。

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冬の秋田を“お得”に楽しめる500以上の企画が用意されているが、どれも魅力がいっぱいだ。
「何を楽しんだらいいか悩んでしまう」という人のために、秋田県を代表する、佐竹敬久知事におすすめを聞くと、「楽しいコンテンツが全県的にいっぱいあるんです。もっともゴージャスなのは800年前から秋田に伝わる伝統工芸『川連漆器』。マイお椀(わん)・マイお皿ができるんです」と教えてくれた。

知事のおすすめということで、秋田テレビ・佐藤愛純アナウンサーがはじめに訪れたのは、県の南部、湯沢市にある川連漆器伝統工芸館だ。約2000点の華やかな漆器が館内を彩る。

川連漆器職人の攝津広紀さんが「堅牢(けんろう)な下地に加え、花塗りという塗りたてできれいに仕上げるのが川連漆器の特徴になります」と紹介してくれた。

800年以上もの間親しまれている川連漆器は、“普段使いできる漆器”として人気だ。通常は完成までに30もの工程があるが、キャンペーン期間中はその一部を体験できる。

まずは漆器と模様を選ぶ。今回は春のサクラと秋のモミジという伝統的な模様に挑戦することにした。

伝統工芸「川連漆器」の技を体験

器に模様を写し、ウルシを塗っていく作業。

「選んだ型が置目(下絵)になるので、なぞってもらうだけで大丈夫です。塗り絵感覚で書いてもらえれば、最後にきっちりと仕上げますので。頑張ってください」という摂津さんの言葉に従い、筆を進める佐藤アナウンサー。

筆を使うことに慣れていないため、「ドキドキするな」とつぶやきながら慎重に塗り進める。

「上のV(ブイ)の切れ目を小さめにして、ハートを描くようなイメージだと柔らかくなります」というアドバイス通りに作業を続け、サクラの模様が完成した。

続いては「紛蒔(ふんまき)」という工程。先ほど塗ったウルシを接着剤にして、金や銀など色のついた粉を器に装飾していく。綿に粉をつけ、ぽんぽんとウルシの上にそっと置くような感じで進めていくのがポイントとのこと。

そして、作業すること1時間。「上手にできました」と摂津さんから合格点をもらった佐藤アナウンサー。「自分で作った分、愛着も愛情も入っているので、大切に使いたい」という佐藤アナに、摂津さんは「ぜひオンリーワンの作品を使って楽しんでください」と語った。

佐竹知事も「超高級というよりは一般に使える、丈夫。丈夫でかつきれいでゴージャス。これが良いんです。うちは大半が川連漆器。自分でお椀も洗っていますよ」と川連漆器の魅力を語る。

知事も太鼓判 「秋田牛」を堪能!

自分だけの器が完成したら、次はやっぱりおいしいものが食べたい!ということで、佐竹知事おすすめのグルメを教えてもらった。

「最近は特に全国的に和牛。まさにいま大ブレイクが秋田牛。10周年です」と佐竹知事が推したのは「秋田牛」だ。秋田牛は2014年に誕生した秋田県産黒毛和牛のブランド。最大の特徴は「コメ」を食べていることだ。

県内に12店舗を展開する牛玄亭グループは、秋田牛を味わえる限定メニューを提供する。このうち湯沢店で楽しめるのが「秋田牛焼肉ランチ」だ。脂があふれ出てくる肉はシンプルな味付けで、牛のうまみが存分に楽しめる。

「秋田牛壺漬けカルビ」は食べ応えがあり、食感がしっかりしている。中までタレがしみ込んでいて、おいしくてご飯が止まらない。

「秋田牛の良さは、秋田のコメを食べていること。すぐ分かるのは、脂があっさり。私は1回で300グラム食べる、300グラム」と、佐竹知事もそのおいしさに太鼓判を押す。

最大半額も!「秋田さ来てたんせ!」

2月末までのキャンペーン期間中は、様々な体験やグルメが最大半額で楽しめる。

「秋田のグルメを食べながらお酒、最高ですよ。いろんな体験コーナー、なんでもできる」とおすすめが止まらない佐竹知事。「まずはこの未知の秋田、500のコンテンツを楽しみに、なんとか秋田さ来てたんせ」と呼びかけている。

あなたは「誰と行く?冬の秋田」。いまこそ「あきたび」に出かけてみてはいかがだろうか。

(秋田テレビ)

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