米国がん研究財団と世界がん研究基金の調査によると、ビタミンAやβカロチン、ビタミンC、Eなどはがんを抑制する効果があるという。

また、食物繊維は腸管で吸収されないため、入ってきた発がん性物質を吸着して便と共に体外に排泄する作用がある。

(画像はイメージ)
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ポリフェノールは抗酸化作用が強いので体内の活性酸素の発生を抑え、がんや動脈硬化の予防に働く。そしてアブラナ科の野菜やきのこにも抑制物質が見付かっている。

がん予防に良いとされる食品

ビタミンA、βカロチン…うなぎ、にんじん、かぼちゃ、小松菜など
ビタミンC…多くの野菜、果物に含まれ、抗酸化作用もある
ビタミンE…ごま、ナッツ、ぬか、卵黄、かつおなど
食物繊維…こんにゃく、ごぼう、海藻、穀類など、善玉菌も増やす
ポリフェノール…緑茶、ワイン、トマト(1日5~10mgで胃がん、肺がん、すい臓がん、大腸がん、前立腺がんなどを予防する報告あり)
アブラナ科の野菜…キャベツ、ブロッコリー、カリフラワーなど
キノコ類…しいたけ、しめじ、まいたけなど

食材で迷ったら「まごは(わ)やさしい」と唱えよう。

(豆類)(ごま)(わかめ・海藻類)(野菜)(魚)(しいたけ・キノコ類)(イモ類)」。イソフラボン、ビタミン、食物繊維、ポリフェノールなど全てが摂れる。

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子どもの健康の秘訣は親の手作り料理。小さいうちから「病気予防の味」を覚えることで、大人になっても自然と体に悪い食べ物は警戒するようになるはずだ。

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