マイページ
ストレスの「限界」はいつ来る?無視すると適応障害や胃潰瘍にも…心療内科医が教えるストレスマネジメント|FNNプライムオンライン

ストレスの「限界」はいつ来る?無視すると適応障害や胃潰瘍にも…心療内科医が教えるストレスマネジメント

Google ニュース プリファードソース

家族のための予防医学

日々、まったくストレスを感じずに暮らしているという人は少ないだろう。しかし、そのストレスを「仕事だから仕方ない」「自分さえ我慢すれば上手くいく」などと耐え続けると、心身へのダメージが蓄積して、すぐには回復できない病気に至ることがある。どうすれば、その前にうまく対処できるのだろうか?心療内科専門医のもりしたクリニック院長、森下克也さんが解説する。

ストレスの正体

「ストレス」という言葉は、日常会話でも気軽に用いられる、ありふれた存在です。しかし決して、軽視してはいけません。ストレスの正体は、外部刺激によって自律神経の過緊張(ストレス反応)が起こること。

自律神経とは、私たちの身体機能を調節する役割を担う存在で、戦闘状態を作る交感神経と、リラックス状態を作る副交感神経に分けられます。ストレスを受けると戦闘状態を作る交感神経が刺激され、抗ストレスホルモンが分泌され、緊張状態になる。ストレスは、確実に体へ影響を及ぼす存在なのです。

昇進などのポジティブなできごともストレスに?(画像はイメージ)
昇進などのポジティブなできごともストレスに?(画像はイメージ)
この記事の画像(4枚)

ストレスをもたらす「外部刺激」というと、上司からのハラスメントや友人とのケンカなど、ネガティブな出来事を思い浮かべる人は多いでしょう。それらはもちろんストレスには違いないのですが、こうした出来事とは対照的なポジティブな出来事、例えば昇進や入試の合格なども同様にストレスとなるのをご存知でしょうか。「がんばるぞ!」と意気込むことも、体にとっては交感神経の過緊張をもたらすストレスなのです。

ストレス反応の3段階

意欲たっぷりに物事に取り組むこともストレスなのですから、ストレス自体は完全な悪物ではありません。大事なのは、ストレスを受け続けないことです。

ストレスを受けたときの体の反応は、次の3段階に分かれています。

【よく一緒に読まれている記事】
カフェインに頼りすぎると常に疲れが取れなくなる。うまく付き合うには「コーヒーがおいしい!」と感じる味覚も目安に
カフェインに頼りすぎると常に疲れが取れなくなる。うまく付き合うには「コーヒーがおいしい!」と感じる味覚も目安に
関連記事

家族のための予防医学

森下克也の他の記事
「寝つけない…」その元凶は頭の中のひとりごと。よく寝たはずなのに体が重い人がリラックスして眠れるベストな姿勢
「寝つけない…」その元凶は頭の中のひとりごと。よく寝たはずなのに体が重い人がリラックスして眠れるベストな姿勢
ライフ
帰宅してそのままバタンキュー、ベッドで文章を読むはNG!忙しくてもしてはいけない「疲れが取れない」眠り方
帰宅してそのままバタンキュー、ベッドで文章を読むはNG!忙しくてもしてはいけない「疲れが取れない」眠り方
ライフ
疲労のピーク「水曜日」はいつもより30分早く寝て!月曜日の朝がつらい人こそ試したい、心理的な休みの作り方
疲労のピーク「水曜日」はいつもより30分早く寝て!月曜日の朝がつらい人こそ試したい、心理的な休みの作り方
ライフ
起立性調節障害の症状は「朝、起きられない」だけとは限らない。親が知っておきたい付き合い方を心療内科医が解説
起立性調節障害の症状は「朝、起きられない」だけとは限らない。親が知っておきたい付き合い方を心療内科医が解説
ライフ
一覧ページへ
森下克也
森下克也

心療内科医、医学博士。1963年生まれ。久留米大学医学部卒業後、東京女子医科大学で8年間の脳外科医のキャリアを経て、米国へ留学。帰国後は浜松医科大学心療内科にて、全人的医療の提唱者である永田勝太郎先生に師事、漢方と心療内科の研鑽を積む。浜松医科大学病院、浜松赤十字病院、豊橋光生会病院などを経て、2006年精神科漢方の専門施設としてもりしたクリニックを開業、現在に至る。約2万人の精神疾患や不定愁訴の患者を漢方で治療。著書に、『決定版「軽症うつ」を治す』(角川SSC新書)、『うつ消し漢方』(方丈社)、『もしかして、適応障害?』(CEメディアハウス)他多数。

×