目撃情報I 自転車をワゴンに入れた男
「日時ははっきりしませんが、事件数日前の雨が降った日の午前6時頃、同じ新聞配達員が釣り宿の家に新聞配達に行った際、自転車に乗ってその家の敷地を出たところ右側から来た男が乗った自転車とぶつかりそうになったそうです。

男性は自転車から転倒しそうになって、かごから新聞が雨の水溜りにバラバラと落ちたと。しかし男は拾おうともしないで、『すいません』と一言言っただけですぐに行ってしまったそうです。
するとすぐ前の方に黒っぽいワゴン車が停まっていて、男はそのワゴン車の後ろのハッチを開けると、自分の自転車を積んだんだそうです。ワゴン車のナンバーは泥で汚れていて見えず、男性がワゴン車の横を通り過ぎると、運転席に黒っぽい服装の男が乗っていて、年齢は30歳から40歳だったとのことです」
次々に浮かびあがってくる不審者情報について、「犯人は入念に下見をした可能性がある。事件前の目撃情報も引き続き鋭意集めるように」と、理事官から檄が飛んだ。
目撃情報J 南千住署長の自宅を覗く男
また住民の男性(当時33歳)は、事件前日29日の午後7時15分頃に、南千住警察署長の公舎の敷地内をのぞき込んでいた男がいたという不審者情報を電話で寄せてきた。
男の年齢は28歳くらい、身長178センチ、細身で、髪は少し長めでボサボサ、顔は色白、髭は何日か剃っていない感じのうっすら生えた無精髭が、右ほほから顎にかけて青っぽく生えていた。
黒のハーフコート紺色のジーパンらしきズボン、運動靴姿だったという。