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#7 失われた“ソバージュの男”の防犯カメラ映像…国松長官銃撃事件直前に警察トップの自宅を訪問した不審者が 【秘録】警察庁長官銃撃事件7|FNNプライムオンライン
【秘録】警察庁長官銃撃事件

#7 失われた“ソバージュの男”の防犯カメラ映像…国松長官銃撃事件直前に警察トップの自宅を訪問した不審者が

【秘録】警察庁長官銃撃事件7

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警察庁長官銃撃事件

「長官の出勤時間は通常は午前8時半ですが、前日は午前7時40分に自宅を出られています。

庁舎警備の女性警察官が見た自転車の男は、長官の朝の出勤時間になっても、普段いるはずの警戒車がいないため、既に長官が出勤してしまったのかと思い、確認するため南千住署に見に来たのではないか、ということが推察されます」

「となると、この自転車の男は狙撃犯その者だった可能性もあるのではないか?」

理事官が怒鳴った。

栢木は「その可能性もあると思います」と即答した。

複数・組織的犯行か

このやりとりに特捜本部捜査員140名全員が色めきだった。

地取り情報が銃撃実行犯の当日の動き、その影に迫ってきたからである。

理事官とは別のひな壇組が口を開いた。

「犯人は複数。事前に何度も現場に来て下見をし、長官の行動、警護態勢の確認を入念にしていたばかりか、犯行後も狙撃犯の逃走経路を惑わすようにダミーの逃走犯を仕込んだ可能性もあるようだな」

普段は能面の様な顔で鎮座している特捜本部ナンバー2の参事官だった。

初動の徹底的な聞き込みで犯人像が浮かび上がってきた 1995年4月
初動の徹底的な聞き込みで犯人像が浮かび上がってきた 1995年4月

初動における聞き込み捜査で上がってきた多くの目撃情報が、「複数犯」「組織による犯行」という事件の輪郭を朧気ながら描き始めていた。

ソバージュの男

初動捜査も大詰めを迎えた5月の終わりの捜査会議では、こんな場面もあった。

南千住署の佐藤警備課長率いる警備課員から、衝撃の報告があったのである。

「事件前の不審者情報についてご報告します。

3月10日、午後11時30分から翌日11日の午前0時30分までの間、長官宅の玄関先を映している防犯カメラのセンサーが3回鳴りまして、警備課員が現場に急行しました。

現場の国松邸の前に既に不審者はおらず、防犯カメラのチェックを行いました。午後11時50分ごろ、男1名の映像を受信しました」

「人着は?」ひな壇の理事官は尋ねた。

「男は年齢が25から30歳。体格は普通かやせ型で、ソバージュ風のパーマがかかった髪型の若者が映っていました」

「映像を見せてくれ」と理事官は反応した。

すると警備課員は何やら肩を落としている。

「実は、5月2日頃、受信装置の整備を行っていたところ、テープが壊れてしまって棄ててしまいました」

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