11月5日夜、新潟市東区の新潟バイパスで、逆走車が軽自動車と正面衝突する事故があった。逆走した車を運転していたのは80代男性で、男性は首の骨を折る重傷を負ったという。事故の直前、そして直後の様子を視聴者のドライブレコーダーが捉えていた。
「時速60km以上は…」新潟バイパスに“逆走車”
11月5日午後9時半前。追い越し車線を走っていたトラックが、左車線に車線を変更した直後…逆走車両が!
この記事の画像(3枚)ドライブレコーダーを搭載した車を運転していた人は「まさか正面から車が来るとは夢にも思わなかった。正しい対向車線が画像の右側に映っているが、それと同じくらいの速度で走っていたので時速60km以上は出ていたかなと」と話す。
この映像が撮影されたのが、新潟バイパスの豊栄ICから競馬場ICの間。
時速60kmほどのスピードを出していたという逆走車は、そのままバイパスを約15km逆走し続け、竹尾ICと紫竹山ICの間に差し掛かったところで、別の軽自動車と正面衝突した。
逆走車を運転していたのは、80代男性で警察は男性に逆走の認識がなかったと見ている。
目撃した男性 心配で戻るも「もう事故が…」
事故の発生前、「逆走している車がいる」という内容の通報が10件ほど寄せられていた。
事故直後の映像を撮影した男性も一度逆走車とすれ違い、通報したのち心配で様子を見に戻ったという。
「戻る感じで行ったが、その時にはもう事故が起きていてちょっと悲しかった」
この事故で逆走車を運転していた80代男性は重傷を負ったが、命に別条はないという。
一方で、逆送車を見つけた際には、すぐに路肩に退避することが重要だ。
(NST新潟総合テレビ)