なんとなく疲れを感じたとき、多くの人は「寝る」ことを選ぶだろう。
「寝る」ことは正解だけれども、意外にもそれだけでは足りないという。
自分でも気づけない疲れの正体をわかりやすい図解で解説する、『疲れとり大図鑑』(世界文化社)。著者は、東京女子医科大学高血圧・内分泌内科教授・基幹分野長、副院長兼卒後臨床研修センター長の市原淳弘さん。
本書から、疲労回復につながる食事のコツについて一部抜粋・再編集して紹介する。
疲れで発生した酸化ストレスを食事でカット
「なんだかいつも疲れる…」その疲労感、実は体内で起きている“炎症”のサイン。ストレスや寝不足、偏った食事が重なると、細胞内で“小さな火事”が発生します。
その火種は、ミトコンドリアから生まれる「活性酸素」です。
私たちは1日約360リットルの酸素を吸っていますが、そのうち約2%──500ミリリットルのペットボトル14本分にあたる7リットルが活性酸素に変わり、細胞を傷つけて炎症を起こすのです。これが「なんとなく疲れる」の正体!
「疲れたら寝る」は正解。でもそれだけでは足りません。傷ついた細胞を修復し、体を立て直すには“材料”である栄養が不可欠。食事こそが、疲労回復の決定打なのです。
疲れない体が食事から始まるワケ
疲れのモト・活性酸素は1日7リットルも発生。睡眠や運動だけでは除去できません。
唯一、栄養を摂ることが細胞修復と予防を兼ねています。だから食事こそが疲労の根本治療なのです。
筋肉回復向上:30%
疲労感改善:20%
1日に排出される活性酸素:約14本(500ミリリットルのペットボトル)
炎症マーカー:15%
