三連休の中日となった9月15日、高知・四万十市で「よさこい四万十2024」の本祭が開催され、約2500人が踊りを披露。幡多路には鳴子の音が響き渡った。

観客のすぐ目の前で演舞を披露

2011年から開かれている「よさこい四万十」。約2500人の踊り子たちが市内6カ所の演舞場で踊りを披露。高知県内のほか、中四国からあわせて45チームが参加し、チーム数・踊り子の数ともに過去最多となった。

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四万十市にある中村駅前の会場では、ロータリーを取り囲む大勢の観客のすぐ目の前で踊り子たちが演舞を披露した。

「本祭に出られなかったので、この四万十を本祭だと思って頑張りたいと思います」と語るよんでんグループの踊り子。よんでんグループは、南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」の発表を受け、8月に高知市で開かれたよさこい祭りへの出場を辞退していた。

よんでんグループの踊り子は「めちゃめちゃ楽しく踊れました」と語り、踊りについては「100点満点!」と満面の笑みを見せていた。

よさこい祭り受賞チームも踊りを披露

また、「四万十市踊り子隊」も踊りを披露。子供も大人も健常者も障がい者も、誰でも気軽に踊りを楽しむことを目的に2024年、初めて結成されたチームだ。

四万十市踊り子隊・毛利修三代表は「地元はいいですね。落ち着きます。やっぱり心が温まります」と満足げに語った。

幡多地域からの参加チームは他にも!「いなん」「幡多舞人」が踊りを披露した。
さらに、2024年のよさこい祭りで審査員特別賞を受賞した「祭屋よさこい踊り子隊」、よさこい大賞に輝いた「とらっくよさこい(ちふれ)」も華を添える。

フィナーレ「総踊り」で熱気は最高潮に

そしてフィナーレは名物、天神橋商店街での「総踊り」。踊り子も観客も熱気は最高潮に達した。

地元の観客:
いやぁ良かったですね。2500人は今までで最多ですので興奮しました。

幡多舞人の踊り子:
高知は知らない人とかもいるけど、地元だと知っている人もいて、一緒に楽しめて楽しいです。

とらっくよさこい(ちふれ)の踊り子:
お客さんのあおりとかもすごくあって、めちゃめちゃ距離が近くて楽しかった。

高知市から訪れた観客:
高知県の中心だけじゃなくて、もっともっといろんな所で、高知がもっともっとたくさんにぎやかになれば本当にうれしいことです。

小京都・中村を彩ったよさこいは、2024年も熱気に包まれながら幕を閉じた。

(高知さんさんテレビ)

高知さんさんテレビ
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