犬と暮らす中での楽しみの一つは、“帰宅時のお出迎え”ではないだろうか。今、そんな幸せな時間が初めて訪れたという投稿が、X(旧Twitter)で話題となっている。
ルビーが初めて出迎えてくれた。
嬉しすぎる
こんな喜びのコメントと共に投稿されたのは、ミックス犬のルビーちゃん(7歳・女の子)の写真。
ルビーちゃんはリビング扉の前でお座りをしている。視線はまっすぐに帰宅した飼い主さんを見つめており、「おかえりなさい」と待ち構えていたようだ。
投稿した飼い主さん(@RUby0522dog)によると、仕事から帰宅しリビング扉を開けたところ、この姿で待っていたという。このお出迎えは、ルビーちゃんと暮らし始めた約2年半の中で初めてのことだったそう。
ルビーちゃんは子犬の頃に山で保護された。飼い主さんは以前にも保護犬と暮らしていたが虹の橋を渡っていったのだそう。その後、再び保護犬を探していたところ、職場近くにある保護団体のサイトでルビーちゃんに出会った。
飼い主さんはルビーちゃんを見つけた時「ウチの子になる」とすぐに思ったとのこと。そして、2022年2月に家族に迎え、一緒に暮らし始めた。
そこから約2年半が経って目にしたという“初めてのお出迎え”。飼い主さんはうれしさで胸がいっぱいになったことだろう。
投稿には「良かったですね!」「きっと気持ちが通じてきてるんですね」という祝福の声が寄せられており、投稿は1万6000のいいねが付く話題となっている(9月16日時点)。
暮らし始めた当初はテンションが低く…
まずは暮らし始めた時はどんな様子だったのか?現在はどう変化したのか?など、ルビーちゃんについて、飼い主さんに話を聞いてみた。
ーーどんな性格の子?
すごいビビりなのですが、本当に良い子でイタズラなどは全くしません。たまに、甘えてきたり、テンションがあがってぶつかってきたりするのがとってもかわいいです。
身体も丈夫で、病気をしたこともありません。毎日の散歩を欠かさず楽しんでいます。あとオヤツがとにかく大好きです。
ーー暮らし始めた頃の様子はどうだったの?
暮らし始めたころのルビーはテンションも低く、ずっと外を寂しそうに見ていて、甘えることはありませんでした。(散歩中は)他の犬とも挨拶はできませんでした。また、寝る時は一人で寝ていました。
ーー2年半が経ち、どんな変化がある?
ビビリは変わりませんが、私たちの生活に慣れてきました。他の犬友にも挨拶出来るようになりました。また、よく甘えてくれるようになりました。その甘え方が本当に愛おしいです。そして、今は私のベッドの下で寝てくれています。
ーー普段は何をして過ごしているの?
ルビーは普段、朝夕の散歩は欠かしません。少しずつ犬友も増えました。そして、家ではとにかくゆっくりしています。私が休みの日はソファで一緒にまったりしています。
ーー暮らし始めた頃を振り返り、現在の暮らしをどう思う?
暮らしはじめた時はいつ仲良くなれるかと思っていました。ゆっくり仲良くなって今は理想の生活をおくっています。
今まではチラ見程度
最初はぎこちない距離から始まったルビーちゃんとの暮らしだったようだ。では、絆を深めた現在、お出迎えでルビーちゃんは何をしたのだろうか?
「初めてのお出迎え」についても詳しく聞いてみた。
ーー出迎えたルビーちゃんは何をしたの?
ルビーは出迎えてくれた後に、最高の笑顔を見せてくれました♪
ーー初めてのお出迎えをどう思った?
6月にイギリス出張で2週間会えない時に、ルビーが出迎えてくれるかと期待していたのですが無視されました。ですから出迎えてくれる事は期待していませんでした。突然の出迎えだったので涙が出るほど嬉しかったです。
ーー今までは帰宅するとどんな様子だったの?
今までは、自分のベッドがある部屋でチラ見をする程度でした。「ただいま」って言いに行くと少し嫌そうでした。
ーーなぜこの日は出迎えたのだと思う?
とくに普段と変わった事はありませんでした。なので、やはり普段の生活を重ねて信頼関係が築けてきたからだと思います。ルビーが喜ぶことを理解し、ルビーも私を理解してくれていると思います。
ーーその後も出迎えはある?
初めての時から1度だけ出迎えてくれました(9月11日時点)。気分が良い時にしか出迎えてくれません。でもそれが楽しみでもあります。
ルビーちゃんはとてもビビりな性格なので、大きなリアクションをすると逃げてしまう可能性があるという。そのため飼い主さんは今後のお出迎えのために「心で笑って、態度ではクールに振る舞う」ように心掛けているという。
ルビーが初めて出迎えてくれた。
— 保護犬 ルビー (@RUby0522dog) September 5, 2024
嬉しすぎる😭 pic.twitter.com/kmPOeTjxox
飼い主さんがたくさんルビーちゃんを愛して過ごしてきた日々があったからこそ、信頼の形の1つとして出迎えたようだ。これから絆がさらに深まることで、お出迎えの回数も増えていくかもしれない。