セーヌ川の汚染が指摘されていたパリオリンピックでトライアスロンに出場したアメリカの選手のうち1割が胃腸炎を発症していたことがわかりました。
これはアメリカの医療専門サイトが21日、アメリカのオリンピック・パラリンピック委員会の医療責任者、ジョナサン・フィノフ氏の話として伝えたものです。
それによりますと、パリオリンピックのトライアスロンなどでセーヌ川を泳いだ選手のうち、約10%の選手が胃腸炎を発症しました。
海水か川の水かで過去の大会とは一概に比較はできないとした上で、リオ大会や東京大会では参加した選手のうち発症したのは1%から3%だったとして、今回の結果は高い割合だと指摘しています。
8月28日から始まるパラリンピックでも、パラトライアスロンが予定されていて、懸念する声があがっています。