フードロスの問題に取り組む南陽高校(山形・南陽市)の生徒たちが、米ぬかなど“捨てられる食材”を使ったスイーツを開発し、8月20日に販売会を行った。

開発したのは「南陽高校市役所部」

オリジナルスイーツを開発したのは、市の職員と連携して街づくりに取り組むボランティアサークル「南陽高校市役所部」の生徒13人。

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発足して4年目となる2024年は、「フードロス削減」をテーマに活動している。

農家や企業の協力を得て、米ぬかを生地に練りこんだ「団子」や、リンゴジュースを絞ったあとに残る果肉を使った「タルト」などを完成させた。

「捨てる前に考えるきっかけに」

19日は、南陽市内のカフェ・くまきち農園で1日限りの販売会を開催した。

開店から高校生の活動を応援しようと多くの客が訪れた。中には「南陽高校出身なので応援したい」という人も。高校生が苦労して完成させたスイーツを味わい、「かわいくておいしい」と満足げな表情を浮かべていた。

南陽高校市役所部3年の梅津大和部長は「家庭でも廃棄するものを『何かに使えないかな?』と考えるきっかけになればいい」と期待を込めた。

南陽高校市役所部は、今後も地域の課題解決や魅力ある街づくりに高校生の視点で取り組んでいくという。

(さくらんぼテレビ)

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