とにかく傷ませない髪の洗い方

上記のパサパサ髪を防ぐ三原則を押さえたケアで、その日のダメージは即日リセットを。では具体的に、パサパサ髪脱出のための洗う・乾かすの基本のポイントを、余慶さんに聞いた。

ぬるま湯で予洗いを2分。なんとこれで約60%も汚れが落ちるという
ぬるま湯で予洗いを2分。なんとこれで約60%も汚れが落ちるという

1)ブラッシングをした後、予洗いする
ブラッシングで頭皮や髪の汚れを浮かせたら、38℃のぬるま湯シャワーで予洗いを約2分。
「予洗いで約60%の汚れをオフでき、シャンプーの泡立ちがアップ」するという。

“パサ髪”の大敵である摩擦を減らすため、シャンプーはこの5カ所に分けて置こう
“パサ髪”の大敵である摩擦を減らすため、シャンプーはこの5カ所に分けて置こう

2)シャンプーを5点に分けてつけ、優しく洗う
シャンプーを手のひらで軽く広げてから、頭頂部と前髪中央の生え際、左右の側頭部、衿足の5箇所に置く。分けて置くことで余計な摩擦を防げる。

※ゴシゴシ洗いすぎるのはNG
シャンプー時はゴシゴシすると髪が絡まり摩擦の原因となってしまう。頭皮は指の腹でマッサージ。毛束は泡で包み、優しくもむように洗おう。

シャンプー時、ゴシゴシするのはNG!毛束は泡で包んで、優しくもむように洗う
シャンプー時、ゴシゴシするのはNG!毛束は泡で包んで、優しくもむように洗う

3)〝上から下〞を意識してすすぐ
キューティクルは、上から下に重なり合って並んでいる。すすぐときもキューティクルの配列を意識して、上から下にシャワーするのが効果的。

4)タオルで水気をふく
すすぎをしたあとの髪は、水分を含んで膨張した状態。トリートメントが入る隙間がないの
で、吸水のよいタオルで軽くタオルドライするのが良いという。

トリートメントをつけたら、クシでさっととかす
トリートメントをつけたら、クシでさっととかす

5)トリートメントをつけてクシでとく
トリートメントをつけたら、目の粗いクシで髪をサッととかす。とかすことでトリートメント剤の接地面が増えて、より髪に密着する。

6)トリートメントを3〜4分浸透させる
トリートメントをつけたら湯船に浸かろう。3~4分おくことで、トリートメント剤が浸透する。その後、ぬるつきがなくなるまですすいだら完了だ。