12月11日、新潟市西区の無人販売店で冷凍スイーツの万引き被害が相次いで発生し、警察が窃盗事件として捜査している。防犯カメラが、その犯行の瞬間を捉えていた。
冷凍鯛焼きを複数個盗む…“万引き行為”繰り返す女
12月11日、無人販売店を訪れた人物…商品を手に取ると会計をせずに店舗をあとに。防犯カメラが捉えた万引きの瞬間だ。
万引きの被害にあったのは、JR内野駅すぐ近くにある冷凍スイーツの無人販売店・2023年10月にオープンした『ゴッツォ・デ・スイーツ』だ。
24時間営業の無人店舗で主に冷凍スイーツを販売していて、客がセルフレジで精算をして商品を購入する仕組みとなっている。
永井克幸代表は「お客様との信頼関係で持っている店なので非常に残念」と話す。
カメラが捉えていたのは高齢の女で、1個250円の冷凍鯛焼きを複数個盗んでいった。この人物は、確認できているだけで11月以降に9回、万引き行為を繰り返しているという。
万引き犯は1人だけではなく…約6000円分の商品盗む男も
店には会計のところにもカメラがあり、会計の有無も遠隔でレジの状況が見ることができる。
こうして犯行の一部始終を確認していたところ、他にも万引き犯がいたことが発覚。
こちらの店舗では、商品を手に取る際にかごに入れることがルールとなっているが、白いバックを肩にかけた男はかごではなく、自分のバックに商品を入れていく。
そして、セルフレジの前に立ち、会計のフリをしてそのまま精算せずに退店。この男は、パフェアイスなど11点、約6000円分の商品を盗んでいった。
永井代表が確認しているだけで店舗ではこれまでに合計30個ほどの商品が盗まれていて、被害額は1万4000円ほどに上っている。
永井代表は「より安全で安心できるお店にしたいという気持ちがあるので、こういった報道を通して注意喚起など色んなメッセージを届けられればいい」と呼びかける。
警察が75歳の女を検挙 万引き認める
店舗では注意喚起に力を入れていくほか、警察に被害届を提出していて、警察が窃盗事件として捜査している。
そして、ニュースが放送された12月17日、警察が被害店舗の近くで職務質問した75歳の女を検挙したことが分かった。
女は万引きについて認めているという。
