水代わりにトマト缶を入れてみよう
カレーも食卓には頻度高く並ぶだろうが、夏バテ予防のためにもう一工夫するのであれば、赤石さんは「トマト缶(トマトパック)」を推す。
「ニンジン・タマネギ・ジャガイモ・豚肉といった定番カレーはよく考えられていて、野菜もあり、たんぱく質もあります」

しかし、それでも野菜が足りないと感じたら、さらに足してもいい。おすすめが「トマト缶」だ。
夏は紫外線からのダメージもあり、その紫外線を浴びて増えた活性酸素を退治するのに、抗酸化作用が高いリコピンを多く含んだトマトは最適だという。
「トマト缶(パック)を水の代わりに入れると良いでしょう。抗酸化作用のあるリコピンもありますし、トマトが苦手なお子さんでもカレーの味を大きく変えることなく、トマトの栄養もとることができます」
また、トマトジュースを入れても、カットトマトを入れた時と栄養価に大きな差はないため、好みのものを使って良いという。

一方、ひき肉を使うキーマカレーの場合、豚肉を使う方が夏バテ予防につながるという。キーマカレー自体でたんぱく質がとれているため、野菜を加えてみると良いそうだ。
逆に野菜中心のカレーでたんぱく質が少ないと感じたら副菜として豆腐や卵を加えると良いという。
水の代わりに牛乳や豆乳を加えるとたんぱく質を足すことができ、「少しクリーミーになりますが、カレー粉は意外としっかりしているもので、大きく味が変化することはありません」と赤石さん。
さらに、赤石さんいち押しカレーメニューは「トマト×ナス×ひき肉カレー」だ。
「ひき肉に豚肉を使うとなお良いです。みじん切りしたタマネギや水代わりのトマト缶を入れれば、見た目として野菜の少なさを感じるかもしれませんが夏バテ予防としてはベストです」