“死をもって抗議する”パワハラなどの疑惑告発後に、死亡した元幹部職員(60)が残した、兵庫県の斎藤元彦知事の“疑惑の音声”が、明らかになった。録音された音声には、斎藤知事が、“県の特産品を関係者にねだる”様子とみられる声が収められていた。その“疑惑の音声”について記者から問われると知事は、「今記憶にないので確認する」とコメントを残して、その場を離れた。
“然るべきタイミングで説明したい”と繰り返す知事
「ワインをちょっとまだ私は飲んでいないので、ぜひまた。この間はイチゴと…塩はあれですけど。また折をみてよろしくお願いします」

この音声は、2022年11月、斎藤元彦知事が公務で県西部の会合に出席した際に、関係者に特産品のワインを求めた際の発言とみられる。

この“疑惑のおねだり音声”について、記者から「心当たりは、あるのでしょうか?」と問われると、斎藤元彦知事は「今、記憶がないので確認をして、然るべきタイミングでお答えをさせていただきたいと思います」と語った。

さらに「知事の発言で間違いないですか?」と問い詰められても、「ちょっと、そこも含めて確認が必要かなと思います」と煙に巻いた。

これまでに問われている、いくつもの疑惑についても、「きちんと精査して然るべきタイミングでお答えしたいと思っています」と語り、斎藤元彦知事は“然るべきタイミングで説明したい”と繰り返した。
明日19日に開かれる百条委員会では、元幹部職員(60)が残した、これらの音声データなどをどう扱うか、話し合われる予定だ。
(「イット!」 7月18日放送より)
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