5月24日、高知・室戸岬で「メガマウス」と呼ばれる巨大なサメが定置網に掛かり捕獲された。室戸岬では9年前にも同じサメが網に掛かったが、船に揚げられず捕獲には至っていなかった。
「最初はもうなんやこれと思って」
5月24日午前6時過ぎ、室戸岬の三津漁港の沖合では、「メガマウス」という水深のやや深い所に生息するサメが網に掛かった。
漁業者である「三津大敷」の定置網に掛かっているのを漁師たちが発見した。

その名の通り、大きな口にずんぐりとした灰色の巨大な体をしており、体長は6メートル、体重は約2トンの大物だ。しかし、見た目とは裏腹につぶらでかわいらしい目をしている。

三津大敷では、9年前にもメガマウスが網に掛かったが、船に揚げられず捕獲には至らなかった。

メガマウスを初めて見たという船頭の男性は「びっくりした。最初はもうなんやこれと思って、何か全くわからなかった」と驚いていた。
網に掛かってから約2時間後に死ぬ
メガマウスは網に掛かってから約2時間後に死に、午後には調査をするために大阪の海遊館に向けて運び出された。

海遊館・飼育展示部の村田幹斗さんは「(メガマウスは)日本近海で漁獲されてる数もそんなに多くないっていうのと、手に入る機会っていうのも限られてるので、そういった意味でも珍しいと言える」と話した。
海遊館は今後、メガマウスを解剖して胃の内容物などを調査する予定だという。
(高知さんさんテレビ)
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