たくさんの犬や猫に囲まれる女性。

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ドッグトレーナーの山崎亜子(やまざき・あこ)さん。

保護犬専門トレーナー 山崎亜子さん:
この子は保健所に結構長い間いました。

保護犬など6匹と生活する山崎さん。そんな山崎さんはドッグトレーナーの中でも数少ない“保護犬専門”のトレーナーだ。

この日も保護犬を飼うお宅でトレーニング。そこにいたのは生後7か月のさよちゃん。

保護犬の中には、飼育放棄や虐待などの経験から人に強い恐怖心を持つ子もいるのだという。さよちゃんの場合も、人と生活をしたことがなくハウスを出るだけでパニックになってしまう。

それでも、根気強くトレーニングを続けること1時間。

保護犬専門トレーナー 山崎亜子さん:
OK!やったー!すごーい!(拍手)

ケージを出て、家の中を歩けるようになりました。

保護犬専門トレーナー 山崎亜子さん:
怖くないね、よかったね、すごいじゃん!

飼い主は「(お散歩に)一生このまま行けないんじゃないかと思ってた」「やっと散歩が見えた」と喜んだ。

20歳で初めて犬を保護した山崎さん。それ以来“保護犬のために何かしたい”と活動を続けてきた。

保護犬専門トレーナー 山崎亜子さん:
(保護犬を)迎えてくれる人が増えれば、保健所で殺処分されるワンちゃんも減りますし、最後のときまで一緒に手をつないでいられる関係性を作れたら良いなと思う。

一匹でも多くの保護犬が、楽しく幸せに暮らすことのできるよう奮闘する山崎さんの活動はあすも続く。

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