新潟県妙高市や長野県でリゾート開発を進める海外の不動産投資ファンドの代表が5月9日、長野県で講演した。新潟・妙高地域では最大700億円の投資額となる見込みの開発。その展望とは…
投資額は最大700億円! 妙高地域リゾート開発へ
5月9日、長野県で講演した不動産投資ファンドのケン チャン代表。
「スキー場開発ではなくて、“マウンテンリゾート”開発といったふうなことに挑んでいこうかなと思っている」
この記事の画像(6枚)語ったのは、新潟県妙高市を含む信越地域のリゾート開発についてだ。
この会社は妙高高原や長野県の斑尾高原地域でのリゾート開発を進めていて、2023年11月には妙高市の杉ノ原スキー場を買収。
これまでに約350ヘクタールの用地を取得し、妙高地域の開発の投資額は最大700億円となる見込みだ。
“四季”を生かした開発「住民と力を合わせて」
「四季にある素晴らしい自然をどうやって開発のほうにつないで、お客さんに利用してもらえないか」と冬のスキー需要だけでなく、グリーンシーズンなども生かした開発や、地元の食を生かしたコンテンツを考えたいと話したチャン代表。
さらに地元と連携し、観光客や移住者の受け入れ体制を構築するほか、新たな決済システムの開発などスマートシティ化にも取り組みたい考えだ。
「我々がつくるリゾートの一つの街の中で簡潔することだけじゃなくて、例えば妙高市でやるとしたら妙高市と、もう少し決済システムをどうやって拡散できるか。もともといらっしゃる住民の方々と力合わせをして開発してやっていくことが大事なのかなと思っている」
妙高市の城戸陽二市長は「これまでこちらの地域に来られなかった方を呼んでいただけるようなコンテンツ。スノーだけでなく、グリーンシーズンへの期待というのが一番大きくある」と期待を寄せる。
妙高市での開発は2028年10月ごろの完了を目指すという。
(NST新潟総合テレビ)