アフガニスタン・バグラン州で10日、大雨による洪水が起きた。救出された少女は濁流にのみ込まれたが、奇跡的に生き延びていた。今回の大雨による洪水で315人が死亡し、1600人以上が負傷している。
街を襲った濁流
アフガニスタン・バグラン州で大雨による洪水が発生し、轟音とともに濁流がものすごい勢いで流れ落ちていった。

濁流は住宅のすぐ横にまで到達し、住民たちはスコップを片手に集まるが、なす術なく立ち尽くしていた。ロイター通信は、今回の大雨による洪水で、これまでに315人が死亡、1600人余りが負傷したと伝えている。

洪水に流される人々を目撃したという男性は、「(5人が流される)現場を見ました。濁流の反対側にいたので、助けることができませんでした。目の前にいる愛する人たちが流されました」と話した。

今まさに救出されたのだろうか、体に巻きつけられたひもをほどかれる赤ちゃん。全身泥だらけの姿で、泣き声を上げていた。

また、奇跡的に濁流から助け出された少女は、両手を合わせ「流された!流された!」と言葉をしぼり出した。
未曾有の洪水で多くの建物が流され、行方が分からなくなっている人も多くいることから、さらに被害が拡大する可能性がある。
(「イット!」 5月13日放送より)
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