4月17日深夜に豊後水道を震源とする最大震度6弱の地震が発生し、震度4だった愛媛・松山市でも「動けなかった」「怖かった」という声が聞かれる中、愛南町では今回、愛媛県内で初めて震度6弱を観測。
この「震度6弱がどれほどの揺れなのか」体験できるという新居浜市防災センターを訪ねた。

「立っていられない」「頭が揺れている感覚」

テレビ愛媛・鈴木瑠梨キャスター:
今から震度6弱の地震を体験します。あっ、揺れ始めました。バーをもっていないと立っていられないくらいの揺れです。膝曲げた状態じゃないと安定しませんね、立っていられません

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震度6弱の揺れでも手すりをつかんでいないと立っていられないほど。これが「南海トラフ巨大地震」だった場合、どのような特徴があるのだろうか?

新居浜市防災センター・河端敏男さん:
南海トラフといわれるものは「海溝型地震」です。初期微動がしばらく続きまして、そのあと大きな揺れが来るというものです

続いて、南海トラフ巨大地震を想定した揺れも体験してみた。

テレビ愛媛・鈴木瑠梨キャスター:
緊急地震速報が鳴りました。揺れ始めています。まだ小さな揺れですが、徐々に揺れが大きくなってきました。横揺れが激しくなってきました

最大震度7の激しい揺れ。机や椅子は倒れ、窓ガラスも割れる想定だ。

テレビ愛媛・鈴木瑠梨キャスター:
地震の揺れ、かなり長いですね。まだ続いています。大きな揺れが長時間続いて、今止まっている状態でも頭が揺れているような、そんな感覚になります

また、椅子に座った状態で試してみた。

テレビ愛媛・鈴木瑠梨キャスター:
小さな揺れが始まりました。揺れが大きくなると、やはり手すりをつかんでいないと座っていられないです

新居浜市防災センター・河端敏男さん:
大きな揺れが長時間続く、それだけ建物とか、建造物、道路などに衝撃がくるということは、被害が相当大きくなってくるということになります。南海トラフの特徴としては、(揺れが)海から来ますので、必ず津波が伴います。津波というのは人間が抑えることができませんので、津波注意報が発生したら「安全な高台に逃げる」という行動をとっていただけたらと思います

(テレビ愛媛)

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