メジャーリーグ・ドジャースの大谷翔平選手の口座から1600万ドル・日本円で約24億5000万円を不正に電子送金した銀行詐欺の疑いで訴追された元通訳の水原一平氏が、違法賭博の胴元に対して、「彼から盗んだ。俺は終わりだ(it’s all over for me)」とのメッセージを送っていた事がわかった。

水原氏の訴状によると、水原容疑者は3月20日、通話アプリのメッセージで違法賭博の胴元に対して、「彼から盗んだ。俺は終わりだ」と、大谷選手の金を盗んだと告白していた。

また、水原容疑者は大谷選手の言葉として代理人や会計担当に「その口座は私的なものなので、誰にも管理してほしくない」などと伝え、不正送金に使った銀行口座から代理人や会計担当者を遠ざけたとの記載もあった。

一方、水原容疑者と胴元との生々しいメッセージの一部も明らかになった。2023年11月27日には、水原容疑者が胴元からの電話に出なくなったためか、胴元が、「一平、今、金曜日の2時だ。君がなぜ電話を返さないのか分からないが、私は今ニューポート・ビーチにいる。大谷が犬を散歩しているのが見えたよ。今から大谷のところに歩いて行って、『君から返事がないぞ』と聞こうか?今すぐ電話をくれ」という、脅迫めいたメッセージを水原容疑者に送っていた事もわかった。

また水原容疑者は日本時間4月13日午前6時に、ロサンゼルスにある連邦地裁に出廷する見通しとなっている。司法関係者は、「実際の審理は短時間で終わるでしょう。身元確認、罪状について聞かれ、保釈金が設定される」と話している。

プライムオンライン編集部
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