メジャーリーグ・ドジャースの大谷翔平選手の口座から1600万ドル・日本円で約24億5000万円を不正に電子送金した銀行詐欺の疑いで訴追された元通訳の水原一平氏が、違法賭博の胴元から、大谷翔平選手と愛犬のデコピンを引き合いに、脅迫まがいのメッセージを受けていた事がわかった。

連邦地検の訴状には、水原容疑者と違法賭博の胴元との生々しいメッセージのやりとりが記載されていた。訴状によると、2023年6月24日、水原氏は胴元に対して「最後の最後の最後のお願いで、賭けられる?これが本当の最後」とメッセージを送ったが、胴元は「毎週月曜日に500払うと保証しろ」など、負けた分を支払ってから賭けるよう突き放していた。

さらに2023年11月27日には、水原容疑者が胴元からの電話に出なくなったためか、「一平、今、金曜日の2時だ。君がなぜ電話を返さないのか分からないが、私は今ニューポート・ビーチにいる。大谷が犬を散歩しているのが見えたよ。今から大谷のところに歩いて行って、『君から返事がないぞ』と聞こうか?今すぐ電話をくれ」という、脅迫めいたメッセージを送っていた。

さらに、2023年12月15日には、胴元が「忙しいのはわかるが敬意を見せて欲しい。今夜遅くなっても良いので電話しなさい」と追い込みをかけるメッセージを送り、水原容疑者はその日のうちに「すまない兄弟、あなたに敬意を払っていないわけではなく、本当に、本当に忙しいのです。他の問題もあって、最近本当に本当につらい」「あすいくらか送金するよ」と返信していた。大谷選手は日本時間12月9日にドジャース移籍を発表しており、メッセージが交わされた時期は、実際に多忙だったとみられる。

プライムオンライン編集部
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