山崎製パンは、関西の私鉄4社とコラボした「ランチパック」を同時に発売すると発表した。 「ランチパック」とコラボするのは、「阪急」「近鉄」「京阪」「南海」の関西の主要私鉄4社だ。

山崎製パンは、「電車に乗って味めぐり」をテーマに各社の沿線の名所や名物、車両にちなんだ「ランチパック」4種を4月から5月末までの期間限定で販売する。これまで近鉄とは過去2回コラボしたことがあるが、他の3社とコラボするのは初で、4社同時発売も初めてだということで、“史上初”の大規模な企画展開となっている。

■阪急は伝統の「マルーンカラー」を意識 座席の「ゴールデンオリーブ色」も抹茶で再現

阪急コラボ「ランチパック(マロンあん&チョコホイップと小倉あん&抹茶ホイップ)」 提供:山崎製パン
阪急コラボ「ランチパック(マロンあん&チョコホイップと小倉あん&抹茶ホイップ)」 提供:山崎製パン
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阪急とのコラボで販売するのは、「ランチパック(マロンあん&チョコホイップと小倉あん&抹茶ホイップ)」だ。

「マロンあん&チョコホイップ」のパンは、阪急電車の車体の色「マルーンカラー」をイメージ。もう一方のパンには車体の色に似ている「小倉あん」と、阪急の代名詞であるアンゴラ山羊の毛を使ったふかふかの座席の「ゴールデンオリーブ色」をイメージした抹茶ホイップがサンドされている。

■近鉄は「とんてき」 大阪と三重県四日市市の名物をイメージ

近鉄コラボ「ランチパック(とんてき風味)」
近鉄コラボ「ランチパック(とんてき風味)」

「近鉄」とのコラボは「ランチパック(とんてき風味)」。

大阪府や三重県を走る近鉄にちなんで、両府県で名物の「とんてき」をイメージし、ウスターソースベースのたれで味付けした豚挽肉使用のとんてき風フィリングがサンドされている。

■京阪は出町柳の「みたらし団子」

京阪コラボ「ランチパック(みたらし団子風味)」
京阪コラボ「ランチパック(みたらし団子風味)」

「京阪」とコラボで販売するのは「ランチパック(みたらし団子風味)」。

京都にある出町柳駅が最寄り駅の下鴨神社が 「みたらし団子発祥の地」といわれていることから、みたらし団子をイメージして求肥(ぎゅうひ)とみたらし団子風味のたれがサンドされている。

■南海が最も難易度高 試行錯誤でけしの実の食感実現

南海コラボ「ランチパック(けし餅風味と抹茶ホイップ)」
南海コラボ「ランチパック(けし餅風味と抹茶ホイップ)」

「南海」とのコラボは「ランチパック(けし餅風味と抹茶ホイップ)」。

南海とゆかりの深い大阪府堺市名物の「けし餅」をイメージした求肥(ぎゅうひ)シートとけしの実入りのこしあんをサンドしたパンと、抹茶ホイップをサンドしたパンが楽しめる。

関西私鉄4社コラボを企画・開発した山崎製パンの宮下祐佳さんいわく、4社で最も開発が難航したのは、南海の「けし餅風味」だったという。けし餅は、本来餅の周りにけしの実がまぶされているが、ランチパックでは、あんこの中にけしの実を入れる必要があった。しかし、あんこには水分があるため、当初、けしの実の食感を出せなかったというのだ。そこで、けしの実の食感を出すために、このランチパック専用の「けしの実専用あんこ」を開発。 4社揃っての発売に何とか間に合わせたということだ。

■電車で関西各地へ「地域の名物とランチパックを食べ比べしてほしい」

山崎製パンの宮下さんは、「このコラボランチパックを持って、電車に乗り、関西各地を巡ってほしいです。お客様にランチパックのモデルとなった名物のある地域に足を運んでもらって、本場の味とランチパックと味比べしてもらえたらうれしいですね。ランチパックを通じて関西を盛り上げられればと思っています」と話している。

【販売期間】
4月1日(月)~5月31日(金)出荷分まで
【販売地域】
関西、中京を中心としたエリアの『デイリーヤマ ザキ』『ヤマザキショップ』スーパーなど

関西テレビ
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