北海道南部の乙部町で18日、クマが現れた。このクマは、11日から連続で目撃されているクマと同じ一頭とみられ、近隣住民は警戒を強めている。また、札幌市では、冬眠明けのクマの駆除活動が始まっている。

8日連続で同じクマを目撃

18日10時半ごろ、草むらに顔を近づけながらゆっくりと歩く茶色いクマ。ときおり下を見て、何かを食べるようなしぐさをしていた。

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クマが現れたのは、北海道南部・乙部町の国道沿い。

この辺りでは、11日から毎日同じ一頭とみられるクマが目撃されていて、18日で8日連続になる。

クマはムシャムシャと口を動かし、カメラの方を見るが、逃げようとせずそのまま歩き続けた。近くに住む人によると、この場所には山菜が生えているという。住民は「おっかなくて出歩けない」と話す。乙部町役場は、箱わなを2個設置し警戒を続けている。

一方、札幌市では冬眠明けのクマを駆除する活動が始まっている。この時期に始める目的は、クマが市街地に出ないよう、人間への警戒心を与えるためだという。
(「イット!」 3月18日放送より)

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