岡山市の西大寺観音院で行われた“はだか祭り”として知られる奇祭「西大寺会陽(さいだいじえよう)」で、参加した男性3人が意識不明の重体となる事故が発生した。「宝木(しんぎ)」と呼ばれる2本の木が投下された直後の激しい奪い合いの中で倒れたとみられ、他にも3人が負傷し搬送された。

暗闇の中での激しい奪い合い「人が倒れている」と通報

岡山市にある西大寺観音院で21日、約1万人が参加した“はだか祭り”の名でも親しまれる奇祭「西大寺会陽」で、6人が搬送され、そのうち3人が意識不明の重体となっている。

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「西大寺会陽」は、500年以上の歴史があり、国の重要無形民俗文化財に指定されている。午後10時、参加者が集まった本堂周辺の照明が消えると暗闇に無数のフラッシュが光り、2階から「宝木」と呼ばれる2本の棒が投げ入れられた。すると一斉に、まわし姿の参加者が福男を目指し宝木の奪い合いがスタートした。

警察によると、宝木が投げ入れられてから約10分後「人が倒れている」との情報が警備本部に入ったという。

過去にも死亡事故で500年の歴史を持つ祭りが存続危機に

祭りを見に来ていた人は当時の様子について、こう話している。

祭りに来ていた人:
救急隊が担架を持って駆け寄るところで「ちょっとやばいかな」って…。

搬送されたのは岡山市の58歳と47歳、そして岡山・美作市の42歳の男性3人で、いずれも意識不明の重体だという。

現場では警察や消防を含め約1100人が警備を行っていたが、重体の3人のほかにも3人が負傷し、搬送されている。

祭りを主催する西大寺会陽奉賛会は、FNNの取材に対し「警察と消防により、原因が究明されてから再発防止の対策を検討する。次回は開催を控えることも視野にしている」とコメント。

「西大寺会陽」では2007年にも参加者1人が下敷きとなり、死亡する事故が起きている。
(「イット!」2月23日放送より)

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