大好きな「散歩」と苦手な「シャンプー」を聞き間違い。残念な気持ちでいっぱいのシェパードがX(旧Twitter)で話題となっている。
飼い主さん(@mofumaru_1122)が投稿したのは、お風呂場の隅にちょこんと座るホワイト・スイス・シェパードのハヤテくん(1歳・男の子)の姿。
ハヤテくんはどこかうつろな目で、しょんぼりと落ち込んだような表情をしている。シャンプーをするためにお湯をかけた直後だったこともあり、ぬれた体がより悲壮感を増している。

飼い主さんによると、ハヤテくんは「シャンプー」と「散歩」を聞き間違えたのだとか。ワクワクしていたのにお風呂場で全身をぬらされ、がっくりと落ち込んでいるようだ。たしかに「こんなはずじゃなかったのに…」という気持ちがあふれ出ている。
聞き間違えてしまったハヤテくんの姿には「哀愁が漂ってるw」「絵画のような趣がある…なんかステキ」「しょんぼり…って言葉が適切すぎてかわいい」との声が寄せられており、2万7000のいいねが付く話題となっている(3月22日時点)。
「もう終わるまで我慢するしかない」と無に
可愛らしいハヤテくんだったが、聞き間違いだとどのタイミングで気づいたのだろうか?普段「シャンプー」と聞いた際の反応は? 飼い主さんに話を聞いてみた。
ーー「散歩」と聞き間違えた時の様子はどうだった?
目をキラキラ輝かせ、表情はニコニコ、しっぽブンブンで玄関までダッシュでした!
完全に散歩と勘違いしているな〜と分かっていましたが、そのままお風呂場に向かいました。一応「散歩じゃないよ、シャンプーだよ」と伝えたのですが、洗われるまで誤解したままでした。

ーーどのようにして、聞き間違いに気づいた?
お風呂場自体は普段、お散歩終わりに足を洗ったりして慣れているので、最初は足を洗うだけだと思っていたようです。足だけでなく体を濡らされた時点で悟ったようで、その後、全身を濡らした頃にはすっかり虚無になっていました。

ーー気づいた時の反応は?
最初はお風呂場から出ようとしていましたが、すぐに諦め、目の光は消え、顔は虚無になり、置物のように動かなくなりました。
普段ニコニコしているぶん、無表情でひたすら耐える顔は、普段の顔とかなりギャップを感じました(笑)。だましたつもりはないけれど、結果的にだましたような形になってしまって、申し訳なかったです。

ーーその後のシャンプー中での様子はどうだった?
普段から大暴れする事はないのですが、もう終わるまで我慢するしかないと覚悟を決めたのか、ひたすら無に徹していました(笑)。座り込み、目から光は消え、どこか虚空を見つめていました。
こちらが体を洗う際に手や足を持ったりするのですが、それには応じてくれて、でもやっぱり虚無で。なんだかロボットみたいでしたね(笑)
大好きな「散歩」に過剰に反応
ーーハヤテくんはどんな子?
甘えん坊で好奇心旺盛、遊び好き。やんちゃな男の子です。中身は小学生男子のような子です。家ではよく夫と追いかけっこをして楽しんでおります。体は大きい(42キロ)ですが、とにかく甘えん坊で常に家族の側にいます。

ーーシャンプーは苦手?
特段暴れたりはしませんが、シャンプー中の様子を見る限り好きでは無いと断言できます(笑)。耳の中が濡れるのが好きでは無いようです(耳が大きいのでどうしても濡れてしまいます)。
ーー「シャンプー」と聞いたときの反応は?
実は普段から「散歩」と「シャンプー」を聞き間違えています(笑)。普段はお風呂と言ったり、シャンプーと言ったりその時その時で言い方が違うのですが、シャンプーと言ったときは必ず散歩というポジティブな選択の方に変換されるようです。シャンプーは月1回程度なので、そんなに日常的に使う単語ではないのでより間違えやすいのかもしれません。
反応は散歩に行きたい度合いで多少上下しますが、ほとんどはワクワクしながら玄関に向かうことが多いです。

ーー散歩は好き?
お散歩大好きです。散歩の気配がするといつも大はしゃぎします。「散歩」というワードに過剰に反応して期待させてしまうため、無闇に使わないようにしています(笑)。普段はあまり言わないように「あれ」などと家族間では隠語で会話しています。

ーー投稿にはたくさんのいいねがつく反響があったが?
こんなに拡散されると思っていなかったので驚いています。ちょっと悲壮感漂う写真ですが、ハヤテを色んな人に見て頂けて嬉しく思います。
「シャンプー」と言ったのを「散歩」と聞き間違え、ワクワクしていた所まさかのお風呂に連れて行かれ
— ホワイトシェパードのハヤテ(旧もふまる) (@mofumaru_1122) March 16, 2024
こんなはずじゃなかったのに…感が漏れ出る犬。 pic.twitter.com/3eO1wKNfI0
普段からよく「散歩」と「シャンプー」を聞き間違えているというハヤテくん。大好きすぎてどうしても「散歩」と勘違いしてしまうようだ。
ちなみに、完全にシャンプーだと気づくのは、毎回体をぬらされてからとのことだ。これからも「シャンプー」という言葉に一喜一憂することだろう。