インフルエンザが再び猛威を振るっている。

今シーズン2回目の警報が発表され、学級閉鎖も相次いでいる。

今回流行しているのは主に「B型」。一度かかっているからと安心はできない。

北海道でインフルエンザが再び流行 

札幌市中央区の「円山ため小児科」。診察を待つ大勢の親子の姿が。

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「保育園でもインフルエンザがはやっているので、検査してもらおうと思った。2回目のピークがきている感じがする」

「僕は3年3組だけれど、3年5組が学級閉鎖で休みに」

「一度インフルエンザA型にかかって、今回で受診は2回目。今度はB型がはやっているみたいなので」(いずれも受診に来た人)

インフルエンザが再び流行している。札幌市内の感染者数は、2023年12月にピークを迎えたあと減少していた。

しかし、2024年に入って再び増加傾向に。指定医療機関1か所あたりの感染者数が30.59人と基準となる30人を超えたことから、2月29日には2023年11月以来2回目の警報が発表された。

今回猛威を振るっているインフルエンザには、ある特徴がある。

 今シーズン2回目の”警報”発表…今度は「B型」

インフルエンザだった患者は全てB型だった。11~12月にA型にかかり、2~3月にB型にと2回感染する患者が結構いる」(円山ため小児科 多米 淳 院長)

2023年末に流行した型と今回流行している型が違うため、以前にかかっていても免疫がついておらず再び感染する人も多いというのだ。

札幌市教育委員会によると、3月6日時点の札幌市内の学校の学年閉鎖は小学校16校。

学級閉鎖は小中学校あわせて80校176学級に及ぶ。

「予防には手洗い、マスク着用、換気が原則。人が多く集まる場所にはウイルスもたくさんいるので、受験生などは避けた方が良い」(多米院長)

発熱やのどの痛み、関節痛などが主な症状で、抵抗力が弱い人は重篤化する恐れもあります。十分にご注意を。

北海道文化放送
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