愛猫の1年の成長を感じることができる“カレンダー”が、X(旧Twitter)で話題となっている。
来年のカレンダー写真が撮れましたよ(^^)
このようなコメントと共に投稿されたのは1枚の写真。2024年3月のカレンダーの前にいるのは、三毛猫のマンチカン・はなちゃん(13歳・女の子)だ。
この記事の画像(19枚)そして注目すべきは、はなちゃんの後ろにあるカレンダーの写真。なにしろ、だまし絵のように、カレンダーの中に「カレンダーの前でこちらを見つめるはなちゃん」がいて、さらにまた同様のはなちゃんの姿と、無限ループのようになっているのだ。
投稿者である、2匹の猫と暮らしている飼い主の「チューと言えばニャーさん」さん(@AminoCyu)によると、毎年、愛猫たちの写真を使ったカレンダーを作成しているという。普段の姿などの写真も使っているが、3月分は前年の3月カレンダーの前で同じ構図で撮影することで、はなちゃんが連続する面白い構図にしていた。
日付の確認だけでなく、毎年のはなちゃんの成長を1枚のカレンダーで振り返ることができるのだ。この写真のアイデアには「どんどん歴史が刻まれますね」「毎年の楽しみになるなあ、かわいい」などの声が寄せられている。投稿は32万のいいねが付く大きな話題となっている(3月11日時点)。
猫たちの写真を活用したいとカレンダーに
どの年のはなちゃんも可愛らしいカレンダーの写真だったが、どんなきっかけで始めたのだろうか? 飼い主さんに話を聞いてみた。
ーーはなちゃんはどんな子?
ツンデレな性格で可愛い時もありますけど、気に入らないと噛みついてきたりしますね。頭のいい子で私が外出しようと着替えると、病院に連れて行かれると思って隠れたりします。
一緒に暮らしているもう1匹の猫・もも(12歳の茶トラのマンチカン・男の子)は、はなのことが大好きなんですが、はなの方はそうでも無いらしく、ももが近寄ってくると迷惑そうにしています。
ーーいつ頃からカレンダーを作り始めたの?
カレンダー自体は10年以上前から毎年作っています。きっかけは猫を飼いはじめたからでしょうか。また、富士フイルムのサイトでオリジナルカレンダーが作れるというのを知ったのもきっかけです。
猫を飼いはじめた時に最初にブログを始めまして、毎日のように写真を撮っていたので、その写真を活用したいというのもありました。
ーー3月のカレンダーの構図は、どのようなきっかけで始めた?
この構図で撮り始めたのは2016年のカレンダーが最初です。最初は何も考えていなかったです。
カレンダー前に座っているはなの写真をカレンダーにしたのが始まりで、そのカレンダーの前にはなが来た時に写真を撮ったところ「面白いな」と思い、またカレンダーにしました。「これを毎年続けたら不思議な写真になるな」と思い、現在に至っております。
ーー3月なのに理由はあるの?
意味は無いですね。たまたま3月だっただけです。
ーー同じ構図のカレンダーを見て、はなちゃんの成長を感じる?
猫は見た目には老けないので成長は感じないですね。むしろ、毎年同じだから無限ループになっていると思います。
一瞬のチャンスを見逃さずに撮影
ーーカレンダーの写真はどのようにして選んでいる?
年末に1年間で撮りためた写真から選んでいます。今回の3月とか、クリスマス、誕生日などイベントのある月は、それ用に撮ったりもしていますね。
ーーどのようにして同じ構図で撮影しているの?
まず偶然はながカレンダーの前を通りがかるのを待ちます。来たらすかさずスマホを構えて、目線をもらうためにオモチャで気を引く感じでしょうか。チャンスは一瞬なので、じっくり構えて撮る事はできません。
ーー別の月もシリーズ化しようと考えていたりはする?
2匹目のドジョウで、5月をももで(無限ループのような構図を)やろうとしていますが、うまくいっていないです。
ももがぜんぜんジッとしてくれなくて、はなよりも撮影難易度が高いからです。今年の5月はカレンダーにしましたが、押さえている手が写ってしまいました。
ーー投稿にはたくさんの反響があるが、どう感じている?
実は昨年も同じように3月に話題になりまして、まさか今回も同じようになるとは思わなかったので驚いています。来年に向けてプレッシャーを感じますね。
飼い主さんによると、実は無限ループのような構図の3月カレンダーだが、毎年はなちゃんというわけではなく、ももくんで撮影した年も過去にはあるとのことだ。
来年のカレンダー写真が撮れましたよ(^^) pic.twitter.com/OesASyEgbB
— チューと言えばニャー (@AminoCyu) March 3, 2024
3月カレンダ-については「猫達がいつまでも元気でいてくれる事を願って、これからも続けていきたいです」とのことで、今後も無限ループのような同じ構図で作成していくという。
日付を確認したりするだけでなく、今までの前年とのちょっとした違いを見つけたりして、カレンダーを楽しめることだろう。