3月16日に北陸新幹線は敦賀まで開業する。
石川・白山市では全国初の設備をいくつも備えた観光施設「トレインパーク白山」がオープンするのを前に、関係者に向けた内覧会が開かれた。どんな設備が整っているのか。

本物と全く同じ部品をつかったシミュレーター

北陸新幹線敦賀開業を前に、トレインパーク白山の全貌が見えてきた。

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白山市宮保町に3月、オープンするのがトレインパーク白山。敷地面積は1万3000平方メートル地上5階建て、総工費は約37億円だ。

展望エリアから見た北陸新幹線
展望エリアから見た北陸新幹線

5階の展望エリアでは時速260kmで走る北陸新幹線を間近にみることができる。

この施設には全国初の設備が盛りだくさん。
1階の「新幹線学びと体感エリア」では、北陸新幹線に使われている様々な部品を実物展示している。北陸新幹線W7系で実際に使われていた台車が展示されているのは全国初だ。

さらに、施設には全国で初となる北陸新幹線のシミュレーターもあり、実際に運転を体験することもできる。ブレーキやアクセルの部品は本物と全く同じ。運転士気分を味わえる。

向山侑希キャスターが実際に体験してみた。「富山の風景がみえてきました。気持ちいいですね。バーチャルと言っても。反対側から新幹線が来ました。とっても楽しかったです!」と運転士気分を楽しめたようだ。

4階連絡通路をわたると、隣にある白山総合車両所で実際に新幹線を整備する様子が見学できる。(取材した2月29日現在は工事中)
車両を整備している様子を常に見学できるのは全国でここだけだ。

ボルダリングや子どもが遊べるエリアも充実

このほか3階には、白山をモチーフにした滑り台やボルダリングができる大型遊具が設置されており、幅広い世代が楽しめる施設となっている。

視察した田村市長は「多くの方がワクワクドキドキしながら、この施設をまわる姿を思い浮かぶ一日になりました。県内外から多くの皆さんにぜひ訪れていただいて北陸新幹線の素晴らしさを体験してほしい」と語った。

トレインパーク白山は3月13日にオープン。料金は、中学生以下は無料。高校生以上はエリアによって各500円のチケットが必要だという。
開業までの期間は、北陸新幹線の試験走行の様子が見られる。

(石川テレビ)

石川テレビ
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