イトーヨーカ堂が新潟を含む全国の9店舗を他社に事業承継すると発表した。新潟市中央区の中心部で40年以上にわたり親しまれた店舗が幕を下ろすことになり、買い物客からは惜しむ声が聞こえてきた。
イトーヨーカドー事業承継に利用者は…
経営の立て直しを図るため、丸大新潟店を含む全国9店舗を他社に事業承継すると発表したイトーヨーカ堂。
2019年に長岡店が閉店し、新潟県内唯一の店舗となっていた丸大新潟店。
事業承継の知らせに買い物客からは｢毎日来て、40年も50年も使っている。ここがないと行くところがない｣｢何を買ってもハズレがない｣｢一番近いというのもあるし、衣類から日用品・生鮮食品があり重宝している。さみしさがある。みんな周りも驚いている｣｢レジの方もとても感じがよかったし、居心地がいいスーパーだった｣と惜しむ声や驚きの声が上がった。
イトーヨーカドーの向かいにある呉服店の笹川和代社長も｢さみしいなと思う。イベントをやるとなったときにもヨーカドーと一緒にイベントをしてきた。これからも今までのように一緒に街づくりをしていっていただけたらうれしい｣と話した。
スーパー｢ロピア｣ 新潟での知名度は?
丸大新潟店の事業を承継するOICグループは、関東を中心にスーパー｢ロピア｣を展開している。
ロピアを知っているか、買い物客に尋ねると…
｢私も初めて聞いて早速スマホで調べた。とにかく初めてだった｣｢知らないけどスーパーなんでしょ、食料品か何かの｣｢初めて聞いた。今のイトーヨーカドーと同じような生鮮とか日用品があればいい｣と新潟市での知名度はまだ乏しい様子…。
1978年のオープン以来、40年以上にわたり新潟市の中心部で愛されてきたイトーヨーカドー丸大新潟店。事業承継は2025年3月ごろの見込みだ。
(NST新潟総合テレビ)
