1月6日(土)、第76回全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)の3回戦と準々決勝が東京体育館で行われた。

昨年のインターハイで準優勝し、今大会で優勝をめざす都市大塩尻(長野)が旭川実(北海道)と準々決勝で対戦した。

この対戦前に行われた3回戦。都市大塩尻は宮崎日大を2-1(25-16、22-25、25-21)で下し、旭川実は大阪国際滝井・国際を2-1(25-23、21-25、25-16)で破り、勝ち上がってきた。

注目は両高のエース対決。都市大塩尻はキャプテンの北村萌恵選手(背番号1)。北村選手の持ち味は、安定したレシーブに、コースを打ち分ける高いテクニックのスパイク。女子日本代表のオールラウンダー・林琴奈を彷彿とさせるプレースタイルから、“NEXT・林琴奈”としてマークされる存在だ。

旭川実キャプテンの笠井季璃選手(背番号1)はU19女子日本代表。3回戦の大阪国際滝井・国際戦では36得点をたたき出した圧倒的なパワーが売りだ。

その笠井選手のパワーが第1セットから炸裂。旭川実が25-8という大差で先取するまさかの展開に。

第2セットも旭川実がリードするが、中盤から都市大塩尻の北村選手が躍動。連続ポイントで同点に追いつくと、両チーム一進一退の攻防ながら、要所で北村選手がポイントを決め、都市大塩尻が25-23で競り勝って、勝負は最終セットへ。

第3セットは両チームエースの力と技の対決となった。北村選手、笠井選手ともに相手コートにボールを打ち込んでいく。中でも笠井選手は勝負所でサービスエースを奪うなど、そのパワーは衰えることがなかった。

最後は北村選手のアタックを笠井選手がブロックで止め、都市大塩尻の春高バレー優勝の夢は絶たれた。

7日(日)に行われる準決勝。旭川実が高校3冠(インターハイ・国体・春高バレー)をめざす下北沢成徳(東京)への挑戦権を手にした。

春の高校バレー 女子準々決勝
都市大塩尻(長野) 1-2 旭川実(北海道)
(8-25、25-23、19-25)

春の高校バレー
準決勝1月7日(日)午後4時
決勝8日(月・祝)午後1時50分
フジテレビ系にて放送

プライムオンライン編集部
プライムオンライン編集部

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