中国・広西チワン族自治区で、ロケットの残骸が住宅地近くに落下した。同じ時間帯に四川省で衛星の打ち上げが行われており、現地当局は、切り離したロケットの残骸が落下したと発表している。

“ロケットの残骸”が落下

「落ちる!落ちる!」

物体が山に落下し、炎が上がっている
物体が山に落下し、炎が上がっている
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中国のSNSに投稿された映像。回転しながらゆっくりと落下した物体は、やがて山の中に消え、真っ赤な炎が上がった。中国・広西チワン族自治区で目撃された出来事だ。

別の映像には、巨大な破片が転がり、住宅近くにある筒状の物体からは黄色い煙がモクモクと立ち上がる様子が捉えられていた。

ちょうど同じ時間帯に、四川省では中国が開発した衛星の打ち上げが行われていた。

現地当局は、切り離したロケットの残骸が落下したと発表。これまでのところけが人はいないという。

実は、広西チワン族自治区では、2022年の同じ時期にもロケットの残骸が落下していた。

今回は事前に、空を見て注意するよう呼びかけられていた。

国の威信をかけた宇宙開発の影で、住民の不安が続いている。
(「イット!」 12月28日放送より)

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