バングラデシュの首都に向かっていた列車が炎上した。警察は放火の疑いで捜査を進めている。
首都に向かう列車が炎上
12月9日、線路に止まる列車が燃えている。次第に激しさを増し、ドアや窓から噴き出す炎。

火の手が上がったのは、バングラデシュの首都・ダッカに向かっていた列車だ。3両が炎に包まれ、放水が続けられるが、勢いはまったく衰えない。

当局によると、これまでに子どもとその母親を含む4人が死亡したという。警察は放火の疑いで捜査を進めている。
背景にあるとみられるのが、野党の支持者たちによる抗議活動だ。

バングラデシュでは、暴徒化した野党支持者と警察が激しく衝突。政権側も、野党幹部を次々と拘束するなど対立が続いている。

2024年1月の総選挙を前に、野党側は幹部の保釈を求めたが、裁判所はこれを却下。大勢の支持者が詰めかける事態になった。
総選挙を控え、治安がさらに悪化するのではないかと懸念されている。
(「イット!」 12月20日放送より)
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