12月1日金曜日の夜、星空の下北海道の空を赤く染めたのは、“赤いオーロラ”「低緯度オーロラ」です。

北海道陸別町で撮影
北海道陸別町で撮影
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この幻想的な光景が広がった北海道陸別町では、肉眼でも見えるほどの鮮やかさで、北の夜空が赤く染まりました。
陸別町で肉眼で観測されたのは、20年ぶりだといいます。

この日、北海道でオーロラが観測されたのは、1カ所だけではありませんでした。
めざまし8は、撮影に成功した人たちを取材。各地に幻想的な光景が広がっていました。

北海道東部にある美幌峠で撮影されたオーロラは…、

美幌峠で撮影
美幌峠で撮影

星空写真家 KAGAYAさん:
なかなか肉眼で見るのは難しいんじゃないかなと思っていたのですが、肉眼でもよく見えましたね。

じわじわと赤く光るオーロラが流れていきます。

釧路湿原で撮影されたオーロラは…、

釧路湿原で撮影
釧路湿原で撮影

写真家 柳楽航平さん:
(肉眼で)揺れているなっていうのはあきらかに分かるような感じでしたね。
写真家やりながら教員やってるんです。生徒たちとかに「ここはこんなすごいものなんだよ」と伝えられる。

さらに、鹿追町で目撃した人は、スマートフォンとカメラ 両方で撮影。

北海道鹿追町で撮影 左:スマホ 右:カメラ
北海道鹿追町で撮影 左:スマホ 右:カメラ

北大天文同好会 中山さん:
観測するのは2回目なんですけど、肉眼でその赤いものを見たのは今回が初めてです。スマホでも撮れるんだっていうような話をみんなでしました。

北海道鹿追町にてスマートフォンで撮影
北海道鹿追町にてスマートフォンで撮影

スマホでも、赤く光るオーロラが鮮明に撮影されています。

北海道各地で、肉眼で観測された「低緯度オーロラ」。
「太陽フレア」に伴う 磁気嵐によって普段より南の地域でオーロラが発生し、その上の部分の赤い光が地平線付近で見られる現象だといいます。

今後も、観測するチャンスはあるのでしょうか?

りくべつ宇宙地球科学館「銀河の森天文台」津田浩之館長:
11年周期の太陽黒点が増えている時に頻繁に爆発を起こすと、たまたま地球の正面で今回みたく爆発して、肉眼で見えるようなオーロラが出たということにつながったんじゃないかなと。

りくべつ宇宙地球科学館「銀河の森天文台」津田浩之館長
りくべつ宇宙地球科学館「銀河の森天文台」津田浩之館長

来月出てもおかしくないし、いつ出てもおかしくない。やっぱり太陽活動が激しいですから、まだまだチャンスはあると思うんですよね。

(めざまし8 12月4日放送より)