熊本市の大西市長は22日の定例会見で、市内の街路樹などを点検した結果、危険性の高い樹木が約4,900本あったと発表。また、熊本県とともに進めている新たな高規格道路の計画をめぐって「有識者委員会」を設置することを明らかにした。

約4900本を危険性高い樹木と判定

2023年7月、熊本市中央区安政町の通称・三年坂で街路樹のケヤキが倒れた問題を受け、市は街路樹をはじめ、市内の公園や市営住宅、保育園など、市有施設の樹木約5万3,000本の総点検を実施した。

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大西一史熊本市長:
4,900本、危険性が高い樹木と判定した。当該樹木は撤去など行い、安全安心を確保したい

熊本市は、根の空洞や幹の腐食など、危険性が高い約4,900本のうち約4,500本を撤去。ほかの約400本については、土壌の改良など樹勢回復を目指すとしている。

県・市共同で有識者委員会設置へ

また大西市長は、熊本県とともに2021年6月に策定した新たな高規格道路の計画、いわゆる「10分20分構想」について、学識経験者などによる「有識者委員会」を設置すると発表した。

大西一史熊本市長:
専門的、多角的視点から検討するために「熊本都市圏3連絡道路 有識者委員会」を県・市共同で設置する

そのうえで、大西市長は今後、住民アンケートやオープンハウスなども実施し「住民参加型」で概略ルートを絞っていく考えを示した。

(テレビ熊本)

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