イスラエル軍は、イスラム組織・ハマスと戦闘を続けるパレスチナ自治区・ガザ北部にある病院が、燃料不足で危機的状況であることから、燃料を提供しようとしたところ、ハマスが受け取りを拒んだと発表した。

ガザ地区で最大規模のシファ病院は、燃料が切れて電力を失い、機能停止状態だとされている。
イスラエル軍は、この病院の地下にハマスの司令部があるとして包囲網を狭める中、ガザの保健省は新生児を含む十数人が死亡したと公表している。

イスラエルのネタニヤフ首相は12日、アメリカNBCテレビに出演し「病院に燃料を提供しようとしたが、ハマスに拒否された。全ての患者を避難させるよう、野戦病院の建設を要請している」と主張。
イスラエル軍も、兵士が燃料を運ぶ映像を公開した。

こうした中ロイター通信は、イスラエル軍によるシファ病院への対応に反発したハマスが、人質の解放交渉を中断したと報じた。
病院をめぐる問題は、連行された人質の解放交渉にも影響を及ぼしている。
(「Live News days」11月13日放送より)
この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。
ギャラリーページはこちら(14枚)