熊本県は、熊本空港周辺を核として、地域活性化策をまとめた「新大空港構想」を策定した。構想では、台湾のTSMC進出をふまえ“シリコンアイランド九州”の実現や、空港アクセス鉄道の整備などを推進するとしている。

「地方創生の先進地域」を目指す

蒲島知事:
このたび、有識者会議からの提言をふまえ「新大空港構想」を策定した。構想では、空港と周辺地域を核として「地方創生の先進地域」を目指す取り組みを推進する

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蒲島知事は10月24日の定例会見で、新たに策定した「新大空港構想」を発表。

構想では、熊本空港の周辺地域の将来像実現に向け、「空港機能の強化」や「産業集積・産業力強化」など、4つの柱に基づく取り組みをまとめている。

「空港機能の強化」では、熊本空港の新規路線の誘致や空港アクセス鉄道の整備など、利便性向上に取り組むとしている。

また、「産業集積・産業力強化」では、空港周辺地域を核に“シリコンアイランド九州”の実現や、さらなる半導体関連企業の集積、新たな産業の創出を目的とした環境整備を進めるという。

期間は2033年度までのおおむね10年間で、蒲島知事は「空港周辺地域のみならず、県全体、ひいては九州全体に波及効果をもたらし、50年後、100年後の熊本の発展につなげていく」と述べた。

(テレビ熊本)

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